肉じゃがを作りすぎてみた
こんにちは。鎌田です。
2021/04/19の独白をお届けします。
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肉じゃがを作りすぎた。
一人暮らしなのに、4,5人前の肉じゃがが目の前にある。
この鍋を空にするには、後2日ぐらいは食べ続ける必要があるだろう。困ったものだ。
…上記の文章を見て、あなたはどう思っただろうか。
「こいつまたドジやってるよ」と思った方もいるかもしれない。
だが待ってほしい。今回に関してはそうじゃない。
今回は、意図的に肉じゃがを作りすぎたのだ。
最初から4人前作ろうと思って作ったのである。
何故そんなことをしたのか。
作り置き?それもあるが、それだけではない。
そんな理知的な思考でなく、もっと本能的な欲求だ。
そう。
せっかく一人暮らししてるんだから、「肉じゃが作りすぎちゃって…」ってシチュエーションをやってみたい!!
という欲求だ。
お隣さんがおすそ分けしてくれる時によく見かけるシチュエーション。
大体は貰う側の視点で語られるが、そこにはアナザーストーリーとして「肉じゃがを作りすぎた人」の物語も存在するはずなのだ。
そこにはどんな展開があったのだろう。思いを馳せれば馳せるほど気になってしまう。
ということで、実際に肉じゃがを作りすぎてみた。
わざわざじゃがいもを2袋も買い、豚肉も大きいパックをわざと選んで購入する。
せっかくだから、サヤエンドウやしらたきといった「必須ではないが入ってたら嬉しい具材」も買った。
最初から作りすぎるつもりで食材を購入することで、無意識下にあった「こんなに買っても使わないし…」といった制限が薄れていく。逸脱行為は何であれ気持ちいいものだ。
またそれと同時に、自ら進んで過ちを犯そうとすることに対する背徳感や不安も少なからず感じた。
しかし、着実に目標へと向かっているという実感が、重くなっていく買い物かごに反比例してレジへ向かう足を軽くさせた。
今の私なら何だってできる。
大量の肉じゃがは、私に不思議な万能感を与えてくれた。
そして今に至る。
肉じゃが多すぎる
こんなに作らなくてよかった。食材が多いから作るのに時間もかかったし、冷蔵庫のスペースも圧迫する。
私の日々が肉じゃがで埋め尽くされてしまった。
それと、実際に作りすぎてみて確信したが、別に肉じゃがを作りすぎても隣人にあげようとは思わない。
冷静に考えて手料理を食わせるってかなりのことだと思う。
何入ってるか分からないもの食わせるわけだし、お隣さん程度の関係でやっていいことじゃないのではなかろうか。
仮に私がお隣さんと仲良かったとしてもあげないだろうけど。
これは私の肉じゃがだ。誰にもやらんぞ。
…ということで、実際に肉じゃがを作りすぎてみた感想でした。
皆さんは適量を美味しく食べましょうね。
私はこれからしばらく肉じゃがを食べて生き抜きます。
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本日の独白は以上となります。
それではまた次回。
ご清覧ありがとうございました🧑🦳
ここに文章を書くことで誰かがサポートしてくれるなんて、そんな都合の良い話あるわけないよな…いやまさかそんな…ねぇ?