おっくー

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最近の記事

運転手の佐藤さん

「沿道にはアジサイが咲いております。色とりどりの鮮やかなキレイなアジサイを鑑賞して梅雨ならではの過ごし方を楽しんできてはいかがでしょうか」 福岡・地方バスに「オリジナルのアナウンスが心に染みる」と噂の運転手さんがいる。 佐藤さんは知る人ぞ知る、マイクパフォーマーなのだ。 これは福岡市内を走る、ごく普通の路線バスでのアナウンスである。 車中このレベルのアナウンスが頻出する。 はたして、地方バスの運転手・佐藤さんとは、いったいどんな人物なのか。 そして、なぜこのようなパフォーマン

    • 自由な時間

      「ご飯を用意しておいたから早く食べて寝なさいね」 子供の頃、私の両親は音楽好きで、地元に有名なオーケストラ楽団が来ると、音楽会に出かけていた。 クラシック音楽の大ファンで、特にベートーベンやモーツァルトの演奏を楽しみにしていた。 音楽会のチケットが手に入ると、嬉しそうに話し合い、出かける準備をしていた。 チケットは、日程を忘れないように冷蔵庫にパンフレットと一緒に磁石で貼り付けられていた。 そんな光景を見ていると、音楽会は特別なイベントなんだということが伝わってきていた。

      • ワンランク上

        「久しぶりに集まろう」 私が主宰していたテニスサークル仲間と20年ぶりに集まった 私は2005年に社会人大学院に通うことが決まった それ以来サークルの運営を後輩に引き継いでいた。 忙しくなり足が遠のいていた。 夜7時開始であったが1人を除いて10分前に集合していた。 テニスの試合に出場する時くらいの張り切りようだった。 私の通っていたテニス部は女性が多かった。 20年ぶりに集まったのは私を除いて全員女性であった。 集まった中の1人は、テニスをやっていた時から少し太ったりして

        • モーニングスカイ

          朝の空はロードショウだ。自然界が織り成す光景は、自然界が開催するライティングショーのようである。それは新しい一日の始まりを、祝福と共に迎える儀式の様に感じられる。この光景は、私の住むマンションの東側に面したベランダから特に美しく見える。そこからは山々が一望でき、これらの輪郭が対応の初めての光によって照らし出される。この光は、新しい一日の幕が開けることを静かに、しかす確かに告げてくれるのだ。 私の日常は、目が覚めると洗濯機を回し始めることから始まる。このルーティーンは、洗顔と

          才能がない

          「なんであんなに簡単にできるのだろう」 私は1976年に発売された初期型PCであるApple1を使っているようだ。 私の周りには難しい論文を軽くよんで理解できる人がいる。彼らは複雑な理論や深い概念を素早く頭に入れることができる。問題に直面したら、どうしたよいのか瞬時に判断できる。私は、このような才能がある人をみるとうらやましくなる。彼らは、私が何時間もかけて理解しようとしている論文をあっという間に読み解いてしまう。彼らの読解力は驚異的で、複雑な概念や理論を簡単に理解し、それを

          才能がない

          夜の友 映画

          映画とは、私にとって単なる娯楽を超えた存在だ。日々の喧騒を忘れさせ、別世界に行ったような感覚になる。特に、アクションやアドベンチャー映画のスリルと興奮は、日常生活の一部として欠かせない時間だ。これらのジャンルの映画は、ただの映像ではなく、私にとっては生活習慣、心の栄養と言えるものなのだ。ダイ・ハード、ワイルド・スピード、ミッションインポッシブル、ジョン・ウィック、ターミネーター、マトリックス、ランボー、インディ・ジョーンズ、レイダース、スタンド・バイ・ミーこれらは何度見ても新

          夜の友 映画

          星空

          「星がまだ残っている」 夜明け前の空に、ぽつりと星が残っていた。 朝の太陽と入れ替わる前に消えていくなかで、最後の星が孤独に輝いていた。 その星を見ながら、私は心の奥深くにしまわれていた幼い日の記憶を静かに思い出しはじめていた。   小学校だったあの頃、毎年の夏休み東京から九州に里帰りしていた。 その帰りに、島根の親戚の家を経由して帰るのが毎年のコースで会った。 海の近くの大きな大黒柱がある古民家であった。 小さなカニが走っていたり、蚊にさされないように蚊帳で寝たりした。 ト

          お金がくうきになった

          お金がくうきになった 「ぴっ」 バーコードを携帯で読み取ると登録口座からお金が引き落とされる。 コンビニでの買い物もスマホがあれば不自由しない。 紙幣、現金をつかわなくてもよくなった。 銀行口座から自動チャージができると財布を持つ必要がなくなった。 お金は物々交換から始まった。 これが大変どうことで貨幣というのが生まれたのだ。 日本でも金、銀、銅などが貨幣としてしようされてきた。 これらを紙幣に切り替えた。 複写されないように、最高レベルの印刷技術を使用して印刷している。

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          熊本空港に鉄道がつながる

           「空港に鉄道が通るよ」 空港に鉄道が通るということは、家の近くにコンビニができたと同じだ。 便利さがまったく違う。 空港に行くまでの時間が早くなり、到着時間も予想できる。 渋滞に巻き込まれる心配がない。 ストレスなく、空港から飛行機がつなぐ都市へと行くことができる。 行った先で、アルコールを飲んだとしても安心して帰ってくることができる。 車を運転する心配がないからだ。 空港へつながる鉄道沿線には、鉄道の価値がぐっと上がる。   田舎の路線が次々の廃線になっていく。 鉄道会社

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          月5万円は高すぎる!あなたが見逃している保険料の衝撃的な真実と過保険の落とし穴

          「はー、毎月5万円か」 改めて毎月の民間保険料を計算してみた。 過度の保険は、晴れの日に雨傘をさして生活しているようなものである。 それ必要? と言われてもしょうがないくらいの隙のない防御である。 死んだときに保険金が出る外資系保険会社の生命保険20,000円。 入院した時の治療費に使う医療保険3,000円。 ガンになった時のためのがん保険2,000円。 なにか裁判で訴えられた時のための賠償保険1,000円。 車の事故に備えての自動車保険8,000円。 火災にあったときの保険

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          運転手さんですか?

          「運転手さんですか」 鉄道会社で働いているというと良く聞かれる。 鉄道会社は、生活サービスのコンビニエンスストアだ。 生活に必要なサービス事業は、ほぼ全部手掛けている。 街に出ると、小田急百貨店、東武百貨店、東急百貨店、近鉄百貨店、京王百貨店、名鉄百貨店、京阪百貨店、ルミネ、ジェイアール名古屋タカシマヤ、ルクア大阪、阪急うめだ本店、阪急オアシスなど鉄道会社が親会社の百貨店が目白押しだ。これらは駅に隣接しているため、すぐ買い物できる便利な場所にある。 そんな中央駅の周辺でビ

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          オンライン薬局待ち望む

          「30分ほどお待ちいただきます」 調剤薬局に処方箋を提出したらそう告げられる。 病院で1時間ほど待った。 更に薬局でも待ち時間がある。 病院に行くのに半日がつぶれてしまう。 最近の病院は、土曜日の診療を止めるところも出だした。 私の職場も、残業の上限規制など厳しくなってきている。 日立製作所では、週4日の勤務にするなどと報道されている。 医療関係者の働き方改革もわかる。 しかし、合わせて待ち時間の改革をしてほしい。 利用者にとっては、サービスダウンになるだけだ。 アメリカで

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          家電は2月に買え

          「2月は家電量販店にとって健康診断の前日のようなものだ」 3月決算の家電量販店及びメーカーは2月に売れないと年間売上が悪くなるのだ。 これは、私たちが健康診断で直前に良い結果をだそうとするのと同じなのだ。 私のようなおっさんは、お腹周りが85センチを超えるとメタボになってしまう。お腹周りは健康診断の前日にあわててダイエットを始めても間に合わない。家電も直前の3月になって、あれこれやっても間に合わない。1か月前の2月というのはそんな重要な月なのだ。 「今年は何を買おうか」2

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          博多の屋台:夜の風景と出会いの物

          博多の屋台は、夕方6時くらいになると、いつもの場所で開店します。店長は車のバンで新鮮な食材を持ち込み、準備を始めます。ラーメンを出す屋台では、豚骨スープが入った寸胴鍋が設置され、香ばしいにんにくの匂いが漂います。焼き鳥の屋台では、串に刺さったジューシーな鳥肉が、炭火でほどよく焼き上げられています。おでんの屋台では、温かい鍋に大根やこんにゃくが浸され、優しい出汁の香りが広がります。 街角が薄暗くなり、屋台の明かりが灯ると、博多の夜が始まります。仕事帰りのサラリーマンや観光客が少

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          100均のミルとドリッパーで手軽に楽しむ贅沢なコーヒータイム

          「ダバダー」 30代以上の人なら聞き覚えがあるだろう。 インスタントコーヒーの高級ブレンドのCMソングだ。 挽きたての味と香りが楽しめるということだ。 他のインスタントコーヒーとの違いが分かる男たちがCMに出ている。 TOKIO 城島茂、国分太一、松岡昌宏 DREAM COME TRUE 吉田美和、中村正人 俳優 大沢たかお 最近話題の鎌倉殿の13人監督の三谷幸喜 など文化人が起用されている。 これら著名人に「やっぱり違う」と言う雰囲気を示されるとそうかと思ってしまう。 しか

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          DIY靴修理の実践記――思わぬ落とし穴に挑む

          「2層目までいっちゃってるので、3,000円になります」 高いなあ。 靴底の修理で、1シーズンに1回靴の修理屋に出している。 男性のビジネスシューズは、靴底のかかとを直すのに1足2,000円くらいする。 靴底も地面と接するところから1層目と2層目に分かれている。 2層目まで削れてしまうと、1.5倍の3,000円になってしまう。 いつもは、もったいないので1層目の削れるギリギリまで履いている。 靴底を見ることは少ない。 少し気を許すと2層目まで削れてしまい、プラス1,000円の

          DIY靴修理の実践記――思わぬ落とし穴に挑む