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相対音感における絶対性
絶対音感は絶対だけど、相対音感もそれなりに絶対的って話
音楽をやっていると聞かれるのが
「絶対音感あるんですか?」
という質問
「いやぁ、僕は相対音感ですね」
なんて答えると
「ふぇ?」
となることが多いので、絶対音感は市民権を得ているのでだいたいの人が知っているが相対音感についてはそこまで市民権を得ていないのだろう
ざっくりと絶対音感というのと相対音感てのがあるのだけど
どんな音もドレミで聞こえるのが絶対音感
いきなりなった音はわからないんだけど、音楽におけるメロディラインなんかの音程が全部ハ長調(Key in C)だとわかるってのが相対音感というやつ
例を出すならば、こんな感じ
これを聞いて、全部ドレミに聞こえた人は相対音感ってことです
絶対音感の人は、固定の音で聞こえている
明治以降に取り入れられた西洋音楽の教育によって、僕らは平均律におけるドレミをしっかりと叩き込まれている
このあたりの説明はめんどうだから、これ見て(笑)
で、絶対音感は絶対的だからもういいのだけど
相対音感である
相対音感については、固定の音はわからないけどドレミファソラシドはわかるって不思議さなんだよね
ドレミファソラシドはわかるんだよ?
何言ってるかわからない?
平均律ってのは、出発点の音をどこに設定しても、ドレミファソラシドに聞こえるように均一に音が調整されていること
上の説明を見てくれたならわかると思うのだけど
ソラシドレミファ(#)ソ
って聞いてもドレミファソラシドに聞こえるわけだ
で、絶対音感を持たないほどんどの人がそう聞こえるはずなのだ
これってすごくね?
小学校で習ったドレミファソラシドの教育によるところが大きいのだけど
突然鳴らされてもわかるんだよ
ドレミファソラシドは音階という、この中の音で音楽作りましょうねっていう約束みたいなものなんだけど
言ってみれば、これだけきくと一つのメロディみたいなものだよね
それを僕らはずっと聞かされてきているので、突然鳴らされてもドレミファソラシドに聞こえるわけだ
おばあちゃん、おじいいちゃん、お父さん、お母さん、子どもに聞かせても
答えは同じだと思う
これはどう考えてもすごい
絶対音感は、5歳までに教育しないと身につかないと言われているけれど
ドレミファソラシドは、何歳からやってもみんな覚えている
相対音感は、さらに踏み込んでどんな調性のメロディもドレミで音を取ることができるってものなんだけど、これはある程度修練は必要
にしてもだよ
修練したらドレミで音取れちゃうんだってこと
人間ってすごくない?
すげーよ
相対音感における絶対性という不思議さ
ちなみに、僕らは長調と短調を習ってるけど
短調はなぜか覚えてないんだよね
短調における音階
短調は、3つのパターンの音階があって
・自然的短音階
・和声的短音階
・旋律的短音階
とある
で、これはラシドレミファソラとなっているのだけど
そう聞こえる人は少ない
突然聞かせたら
たぶん音楽をやっていない多くの人は、音痴なドレミファソラシドに聞こえるんじゃないだろうか
これも修練すると相対音感としてはラシドで聞こえるようになるんだけど、まぁ、一般的じゃないからいいか
もはや、相対音感っていうか
ドレミファソラシドの魔力というべきか
ちなみに僕は相対音感も微妙なので
大体音感ってところ