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沈没船から脱出させるために、日本人を説得する言葉とは

僕は、日本が大好きです。

街はキレイで、どこにいっても基本的にルールを守る人が多く、身の危険を感じることもほとんどない、安全で平和な国だからです。

そんな国をつくっているいる日本人の国民性も好きですが、長所は裏返せば短所になるため、良いところしかないないとも言えません。


以前からそのようなことを思っていましたが、最近読んだこちらの本に興味深いお話が載っていましたで、共有させてもらいます。



沈没船ジョーク

沈没船ジョークという有名なジョークがあるそうです。知らない方はこれを機に覚えて、ぜひ知り合いに自慢してみてください。

ある海で、様々な国の人を乗せた豪華客船が事故をお越し、今まさに沈みかかっています。
脱出ボートの数が足りないため、船長は乗客たちを船から海へ飛び込ませようとします。

それぞれの国の乗客を船長がどう説得したかというと、

アメリカ人に対して
「ここから飛び込んだら、英雄になりますよ。」

イギリス人に対して
「ここから飛び込んだら、あなたは紳士です。」

ドイツ人に対して
「この船の規則ですから、飛び込んでください。」

イタリア人に対して
「さっき美女が飛び込みました。」

フランス人に対して
「絶対に飛び込まないでください。」


そして、日本人に対して
「皆さん、もう飛び込みましたよ。」


日本人は、周囲に合わせる民族だと思われているということです。



空気を読む

ルールを守ること、人に迷惑をかけないことは褒められることだと思います。
しかし、そればかりを優先して、自分の意見を言わない・言えないという社会になってしまってもいます。

10年ほど前でしょうか?
KY(空気読めない)という言葉が流行りましたよね。

その言葉の流行は終わり、今KYという言葉を耳にする機会はありませんが、空気を読むという風潮自体(もしくは、俺も空気を読んでいるのだからお前も読めという同調圧力)は、その頃と変わらず在り続けているように思います。



他人の評価ではなく自分の評価

空気を読むということとは違いますが、周囲に合わせるという点で引っかかっていることがあります。

それは、何かにつけて評価されがちなレビューと、それがないと判断できなくなってしまっている人たちについてです。

僕もレビューを見ますが、あくまで参考にするのみで、自分の身をもって体験しないと気が済みません。

しかし、世の中には、「レビューが低いからやめる」、逆に「レビューが高いから買っちゃった」という人もいます。


その行動は、まさに沈没船ジョークでいう日本人の国民性そのものな気がします。

「皆さん飛び込んでいるので、飛び込んでください」と言われて飛び込むのって、なんだかダサくないですか?

僕には、美女につられて飛び込んでしまうイタリア人の方がカッコよく思えます。笑

何者かになりたい僕は、これから頑張ってアメリカ人のような性格を目指していきます。

あなたは、どう説得されたら飛び込みますか?
そして、どう説得されて飛び込みたいですか?

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