pixivFACTORYで自作小説の本を作る
※2024年5月3日に記事を書いています。
3つの小説をpixivFACTORYの機能で文庫本にします。
iPadのSafariブラウザを使い、サイトの操作をしました。
pixivFACTORYを使うと、pixiv小説にアップロードしたシリーズというまとまり毎で、本にすることができます。特殊なソフトや操作は必要なくて、簡単に済まそうとすればクリックやタップしているだけで出来てしまう優れもの。
pixivの無料会員でも作ることができます。しかし本を作るにはもちろん製本代と送料がかかります。
まずは自分の作ったシリーズの「…」をタップ後、「FACTORYでつくる」をタップします。
次画面にて、特に変更なければ「入稿する」を選択します。変更については後述します。
「表紙.png」と「本文.pdf」をタップして、それぞれのデータをダウンロードします。
表紙のデータはこんな風に、表紙、背表紙、裏表紙がつながって一枚の画像になっています。
3494×2125px、350dpiでした。ページ数によって幅が変わります。
デザインはサイト上で、幾つかの中から選択可能です。
適当なアプリを使って、自分の好きなように編集します。しなくても問題ないです。
PDF形式でダウンロードした、本文を確認します。
pixivFACTORYは2024年5月3日現在、300ページまでの製本に対応しているようです。
※これより画面を進めるには、pixivアカウントへの再ログインが必要です。
(pixivFACTORYに遷移することで背景色が黒→白に変わっています)
縦書き小説なら「右綴じ」で良いです。
右綴じは、まっすぐ表紙と向き合った時、右側に背表紙があります。
データに問題がなければ、「入稿へ進む」をタップします。
表紙用原稿と本文用原稿をそれぞれアップロードします。
アップロード後、タイトルを入力し、「プレビュー」をタップします。
なんか表示されるので、進むとプレビュー生成が始まります。
これは……5分~10分ほどかかるはずです。ページ数にもよります。
プレビュー画面で、問題ないか確認します。
背表紙は表示されません。でも無くなったわけではないので大丈夫。
プレビューに問題なければ、3つチェックを入れ、「入稿する」をタップします。
「注文へ進む」をタップします。
次画面では、表紙用紙、本文用紙、PP加工を選択できます。
それぞれの解説はしませんが、今回の3冊すべて別々の設定にしています。
「オリハルコレア2」は以下の設定にしました。
・表紙用紙:エスプリエンボス モメン 180kg
・本文用紙:淡クリームキンマリ 72.5kg
・PP加工:マットPP
ちなみに、以前注文して作った「オリハルコレア1」はコレ。
・アートポスト 180kg
・淡クリームキンマリ 72.5kg
・PP加工:加工なし
本文用紙は、画面表示にてオススメとされている淡クリームキンマリで。
続き物なので「2」もそれに合わせるとして、他の本は別の用紙を設定することにしました。
さて、続けます。「注文手続きへ」をタップ。
次画面で氏名住所を入力して金額を確認し、「決済に進む」。
決済は、クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済などが可能です。
クレジットカードであれば、ここですべて完了です。
発送予定日や設定が表示されます。
発送日について、前回は3週間後とされていても実際は1週間ほどで本が到着しました。しかし今回はGW真っ只中なので、予定日くらいまでかかるかもしれません。
これだけで、あとは待っていれば本が出来上がってくるはず。
とっても簡単ですね。
◇ ◇ ◇
続いて、「Owl's Anima」の文庫本を1冊のみ注文します。
・表紙用紙:マーメイド スノウホワイト 153kg
・本文用紙:モンテルキア 81.5kg
・PP加工:クリアPP
設定変更しても、かかる金額は変わらないので、別の設定を試しています。
A6以外のサイズも試したいところですが、やはり小説はA6文庫本が良いでしょう。
ちなみにpixivFACTORYでは、ページ数により金額が若干変わります。
もちろんページ数が多ければ高い金額となります。
2024年5月3日、A6サイズ。ページ数:284が一冊1,870円、ページ数:208で一冊1,510円でした。
◇ ◇ ◇
続いて、「虹ノ像」を注文します。
この本は2冊注文します。
娘のモッさんに読んでもらい、ダメ出しと意見を本へ書き込んでもらう分が一冊。今後、その結果を受けて手を入れるはずなので、現在の状態を保存するため一冊。
それで、本文レイアウトを変更します。
「空行を調整しない」はデフォルトでオフになっています。この項目をオンにすると。
pixiv小説にアップした状態で空行にしているところをそのまま反映してくれます。
ページ数はべらぼうに増えるものの、書いた状態を保存しておくため項目をオンにします。
ちなみに、上記項目をオフにしていても、空行に一文字スペースを入れることで、その行を空行とすることができます。だから場面転換くらい、あえて行を空けても良さそうですが、面倒くさいので僕はやりません。
ということで、空行を空行として取り扱うこの本はページ数が増えました。
・表紙用紙:エスプリエンボス アラレ 180kg
・本文用紙:上質紙 90kg
・PP加工:加工なし
公式サイトによれば、ちょっと冊数が多いくらいで割引きはないようです。
よって252ページで1,720円×2の3,440円に、配送料1回分となります。
はい終わり。3つの小説の本をpixivFACTORYにて注文する操作でした。
本が届いたら、追加で画像をアップしようと思います。
◇ ◇ ◇
(2024/5/14 追記)
3冊が同時進行していて、以下の状況です。
・一次データチェック完了メール 2024/5/6
・発送しましたメール 2024/5/14 18時頃
一次データチェックは、データに問題ないかのチェックと思われます。あとは成人向けの場合、成人向けと分かるようなマークないし記載があるか、とかですかね。
予定では2024/5/22頃に発送となっていたので、それより1週間早めの発送ということになります。前回も結構早くに届きました。注文時に表示される予定は最も遅くなる場合のものでしょう。だから通常は2週間程度と思っておけば良いのかもしれません。
◇ ◇ ◇
(2024/5/16 追記)
同時に注文した分が、すべて一緒のタイミングで届きました。
ちゃんと一冊ずつビニールに包まれていました。雨の日に郵便受けへ届いたとしても濡れる心配は無さそうです。
・表紙用紙:マーメイド スノウホワイト 153kg
・本文用紙:モンテルキア 81.5kg
・PP加工:クリアPP
表紙を触るとウロコっぽい。これがマーメイドということでしょうか。で、若干の乳白色がスノウホワイト、かな。クリアPPなのでテカテカしています。
本文用紙のモンテルキアは、白色度が高くて少し厚めの紙です。ページ数の割に本が分厚くなっていました。
厚くてかたいとなるとページ捲りがしづらいです。50ページとかの薄い本で、写真入りならこの設定で良いかもしれませんね。
はい次。
・表紙用紙:エスプリエンボス モメン 180kg
・本文用紙:淡クリームキンマリ 72.5kg
・PP加工:マットPP
表紙用紙は、うん、木綿豆腐みたいなエンボスが入っています。マットPPとの組み合わせで手触り良く、使った画像が暗すぎる感はあるものの、質感として一番良かったかなと。
この設定の場合は明るい画像を使うといいかも。
本文用紙はオススメされている淡クリームキンマリ。柔らかくてページを捲りやすいです。文章だけのものはこの設定でOKだと思います。
では次。
・表紙用紙:エスプリエンボス アラレ 180kg
・本文用紙:上質紙 90kg
・PP加工:加工なし
漫画技法でいうカケアミ模様です。紙ってこんな加工できるんだ……。
PP加工なし、手触りには影響せず平たい表紙です。スペシャリティな印象を受けるので、もっとシンプルな画像なら映えるような気がします。
上質紙はモンテルキアよりは白くなく、若干薄い紙でした。200ページ程度のモンテルキアと246ページの上質紙の本がほぼ同じ厚さ、と言ったら分かりやすいでしょうか。淡クリームキンマリ72.5kgはさらに薄い。
4冊を並べてみました。一番左から。
・淡クリームキンマリ 72.5kg 250ページ
・淡クリームキンマリ 72.5kg 278ページ
・上質紙 90kg 246ページ
・モンテルキア 81.5kg 202ページ
一番左から順に。
・アートポスト PP加工なし
・エスプリエンボス・モメン マットPP
・エスプリエンボス・アラレ PP加工なし
・マーメイド・スノウホワイト クリアPP
ということで。自作小説の本を作ってみた、でした。
(2024/12/11 追記)
その後、なんやかんやでこれだけ本にしました。もちろんオウチ使い用オンリーで、販売するなどという愚行に及んではいません。さらに言うと、通しで読んだ本はありません。続編を書いているものについて、細かいところを思い出すためにチラ見することはあります。
そして気付きました。今はアルファポリスとNOVELDAYS、pixivに投稿しているわけですが、官○小説と四コマ漫画と小説を全て掲載できるのはpixivだけじゃんと。
全部pixivに引っ越して集約したら楽じゃないスかね。うぉぉ、メンドくさいけど年末年始にバリバリ作業したらいけるかな? むむむ……(; ・`д・´)