続・奥武蔵を走る時に僕が語ること(好きなのはギリギリな感じ)

今年の3月、久々に地元で開催されるハーフマラソンを走った。自分がちゃんと走り始めるキッカケとなった大会である。

初めて参加したのは7年前。目標タイムはなんとなく区切りのいい2時間と設定。5分40秒/kmで走る辛さを実感しつつ、年明けから3ヶ月かけて準備を行い、結果は1時間59分。

序盤は焦らず、後半上げて、目標タイムをギリギリクリア。ちなみに体力も足もギリギリ。まさに、「ギリギリの感じなんだよ好きなのは」。

初レースにして、過去のレースでBEST3に入るくらいの会心の出来だった。


今年は2時間10分だった。


レース直前のジョグでは、キロ6分台で走れてなかったことから、こういった結果になることは薄々は分かっていたし、ショックでもなかった(むしろ、走りきれたことに安堵した)

レースでこういった結果が出てしまった以上、「これが今の自分」と、受け入れるいいキッカケにはなった。

序盤はほぼ最後尾を走っていたし、後半はなかなか苦しかったのだけど、久々のレースでレース特有の高揚感を得ることが出来た。

そして、「いつかまた、マラソンではなくトレイルのレースを走りたいな」って自然と思えたことが、まぁ良かったことなのかなと。


そんなこんながあって、ゆっくりと復帰に向けて動き始めた。


レースの疲れが癒え、繁忙期が終わり、体調が安定しだした、4月の中旬から僕は再びジョグを再開した。ジョグは徐々にランニングに変わり

6月くらいからは倶楽部の友人が企画してくれた坂錬を週1のペースで行い(終わった後はビール・ラーメン・焼き鳥!)

走行距離も伸びはじめ、坂ダッシュによる刺激が入り始めたことで、多くを望まなければ、多少の地力がつき始めた中でのレースへのエントリーは必然だったのだと思う。

今までであったら、ある程度走れているという前提の下で、大体4カ月~6ヶ月前に申し込み、レースの内容、求めたい結果に応じて、だいたい2~3ヶ月かけてトレーニングや調整をしていくというのが通常の流れであった。

しかし、今回に限っては、レースの50日前くらいに申し込みを行い、かつレースを完走できる走力(筋力)がない状態であったことから、申し込んではみたものの、レースに向けて、さて、どうすればいいものかと答えは出ず、でも、レースは迫ってくる。

ちなみに、レースの距離は55km、累積はD±2650m(実際は3000m以上だったのだけど、それを知るのは直前の話)そして、制限時間は11時間。

久々のレースにしては申し分のない数値が並んでいる。いや、むしろ多すぎですね。

よくよく考えた結果、初秋のレースの目標は「レースを完走する」こととした。

レースを完走するということは、言わずもがな、ゴールまで走り切るのではなく、制限時間内にゴールすることを指す。

でも、これが、この目標が、僕の望んだ【目的地】ではないことを漠然と感じていた(もちろん、レースに参加して、ゴールするということは素晴らしいことだという認識を持っている前提として)


今の僕が辿り着きたい【目的地】にたどり着くためには、初秋では時間が足りないことが分かった。なので、時期を初秋から初冬に変更することにした。


時期はズラした、では目的地は?


目的地、それはもちろん、ニューサンピアだ。

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