こんばんは。お引越しが落ち着いて、ようやく趣味生活を再開できているももこです。
今週読んだ一冊は、『他者の靴を履く』著:ブレイディみかこ です。
感想↓
「エンパシー」という言葉の意味について深く知ることができた。仕事でも「他人との境界」ということを意識し始めていたこの頃だったので、まさに運命的な出会いだった本だ。
中でも私が一番印象的だったのが、「エンパス」のお話と、「ヘリコプター症候群」のお話。
エンパスとは、他人との境界が無いあまりに他者の痛みも喜びも自分のことのように感じてしまう、というもの。エンパスという言葉が無かったら、私自身この症状があることに気づけていなかったかもしれない。やはり他人はどこまで行っても他人だし、極論家族なんて一番近い他人だと最近になって思う。(冷めてる?)
けど、適度な距離感って難しいよね。近かったら近かったでなんか言われるし、遠かったらあの人は冷たいとか言われるし。距離感が上手い人って私はまだまだ羨ましいと思うな。意識してこう、他人との距離感。
あと、ヘリコプター症候群ってのは子供が好きすぎる親のことで、まるでヘリのように上空から子供の安全を確認するような一種の過保護。
これも気持ちはわかるけれど、親になったらヘリは下りないといけないな・・・と私もこの本を読んで気づいた。
職業柄子供を預かることが多いのだが、本当にいろいろな保護者さんがいる。もちろんまだヘリに乗っているような方とか、共依存だなという方とか。それがいいとか悪いとかでは私が言う立場ではないと思うけれど、いかに上手に子供や他者と距離感をつかんでいこうかと改めて感じた本だったし、論理的でとても腑に落ちた。
いままでの疑問にはこんな命名?が付いていたのか、とか。そういうことを言語化してもらえるだけで、自分のもやもやがすっきりするってこともあるんだね。
ブレイディさんの本は本当に読みやすくて、私は大好きです。
明日は友達と映画に行く!
一週間お疲れさまでした。