2024/06/16「純度の高い寓話」
関心領域!面白かった!
アトロクの解説(アフタートーク?)を聞いて
ああ!ええっ!あっ!そういうこと!?ってなりすぎ、もう一度観たくなったがちょっと身体のコンディション整えないとキツイな...って部分もある。
気になった所、箇条書きで残しちゃう
以下ネタバレあり
・純度の高い寓話
・健康診断ね!!
人間そのものの病理
→非人間的
・解剖は一定の距離感
・オッペンハイマーとの比較
→時代的質感
→定点(キューブリック感)
・唯一の人間性
熱を発している
→サーモグラフィーの背景
健康診断!!!!って叫んだすごすぎる...納得....解剖になぞらえる話も納得すぎてもう一回観たい、いや観なければいけない気持ちと、直近でもう一回観ることに対しての気持ちの重さが拮抗している...
純度の高い寓話は本当に言い当て妙で、人に根付く悪というか、人間社会で発生してる問題の全ての根源を突きつけられた感覚である。
そしてそのほとんどに傍観者であったことに気づかされるキツさ....喉からグゥって変な音しそうでそう...
・メモ:ダークツーリズムの映画(アウステルリッツ?)
余談だが、解説まで聞いたあと2つの作品のワンシーンを思い出した。映画「怒り」と漫画「亜人」である。
怒りは、広瀬すずちゃんが演じる女の子がとある理不尽な暴力に直面し男の子に泣きながら訴えかけるシーン。
亜人は主人公の知り合いが亜人保護活動をしようと奮闘していたところ好きな女の子に泣かれて活動をやめるシーン。
私達の関心領域は自分で定められるもので、基本的には己の生活に繋がるもので塗り潰されている。領域の辺は自身の定規によって如何様にも拡張、収縮できるものだ。己の生活に繋がることとは、果たして実体験でのみ語られるものだろうか。私はそれだけではないと思う。自分が体験していないことを自分ごととして繋げることだってできる。その鎹こそ教養で、繋ぐ作業を学びと呼ぶのだろう。
だからこその反面教師として、先程亜人の例がでたのかもしれないが、、。
めちゃくちゃ面白かったです!