7月21日「暇と退屈」
2021年7月21日の日記。
「暇と退屈の倫理学」読みました。以下感想ではなくメモです。
https://honto.jp/netstore/pd-book_26677412.html
面白かったです。最後を駆け足で読んでしまったのが勿体ない...
ともあれ消費社会で我々が退屈に殺されないためにも、贅沢と名の浪費を尽くし、自分の心を飾り続けようと思いました。
底がありいつか満足をもたらす「浪費」に対し、底が見えず永遠に満足することのない「消費」という概念。
消費に底の無い理由は、対象が物ではないかららしい。確かに人は消費をする時、物を受け取ったり吸収したりしない。人は物に与えられた観念や意味だけを消費する。そこに果てはなく、消費社会は永遠の枯渇が繰り返される地獄である。しかもその枯渇、つまり満たされなさの満たし方がわからないのが現代における問題であり、「暇ではないのに退屈を持て余す」「何となく退屈」といった苦しみに繋がる。
退屈との付き合い方の思考を促してくれる一冊です。すみません、私も理解しきれていない部分があるのでしっかり読み直しますね。メモなので気にしないで下さい。