トロントで教育を考えた(2):観光地でも感じる多様性とナイアガラの裏側。
12月30日【カナダ2日目】カナダと言えばのナイアガラ
トロントからバスに揺られて、ナイアガラ・フォールズ(町の名前でもあります)へ。
ナイアガラの滝にはカナダ滝とアメリカ滝があるのですが、カナダ滝の方が大きいというのがカナディアンの誇りのようです。(タクシー運転手さん談)
ちなみに、タクシーの運転手さんに出身を尋ねてみるとコンゴだったり、ブルガリアだったりから移住してきた方で、お国自慢や彼らから見たトロントの話が聞けて面白かったです。こんなところでもカナダでは多様な人たちが共に暮らしていることが垣間見られます。
手前見切れているのがカナダ滝(見出し写真はカナダ滝)。奥がアメリカ滝。
ナイアガラの滝と言われて思い浮かべていたのは大自然で、整備されていないような道を歩いていくのだろうと勝手に思っていたのですが、実際には思った以上の観光地で、振り向くとすぐそばにホテルやカジノなど商業施設が立ち並び、アミューズメントパークのような盛り上がりでした。
ナイアガラの成り立ちをアニメで学べる3Dシアターや蝶々観察園(Butterfly Conservatory)とセットになって、「Journey behind the Falls」という滝の裏に掘られたトンネルに入れるツアーもありました。(夏には川下りやボートで滝の下に近づくものなど、もっとアトラクションがたくさんあります。)
そのツアーで横から見た滝と…
裏から見た滝。水が吹き込んできていますが、もはや滝だとわかりませんね。
でも実際に行くとかなりの轟音です。柵があってこれ以上は近付けません。動画に撮ると爆音過ぎて音が割れていました。
アミューズメントパークのようだったと書きましたが、自然の偉大さを感じたというのもまた事実です。ナイアガラの滝はエリー湖からオンタリオ湖に流れているのですが、実際に間近で見るとエリー湖の水がなくならないのが不思議なほどの水量でした。
夕食にはカナディアンビーフを使ったナイアガラバーガーを食べ(ミーハー)、
かぶりつけない高さ(推計15㎝)と頂上にピクルスが長いまま乗っているのに驚きました。
そして、ライトアップされた滝を見て、帰路につきました。(ライトは近くのビルの上から照らしているようです。)
ちなみにナイアガラへはバスで行きました(片道20カナダドル)。現地ツアーもいろいろ売られていますが、滝を見るだけなら、バスで十分でした。
ナイアガラ・オン・ザ・レイクというかわいい雑貨屋さんなどが立ち並ぶ町やワイナリーに行こうと思うと、ツアーの方が便利なのかもしれませんが。
現地の方との相乗りを募集するサイトもあるそうですが、私はうまく見つけられませんでした。
カナダの中で昔から一番行きたかったナイアガラを最初に制覇したので、あとは心置きなくトロントを満喫します。
追記:マガジンのタイトルにある教育についてあまり触れられていないなぁと思い、追記です。冬休みだったこともあり、蝶々観察園には親子連れが結構いました。
蝶々が温室で飼い放されているのですが、この写真に「どうやって蝶々が食べるのか観察しよう」というような看板があって、自然の生態を見られるようになっています。
日本で蝶々を観察できるところに行った記憶がないのですが、博物館などで蝶の標本を見たり、動物園・植物園などでケースに入っているものを見る機会はあってもこうやって温室で自由に飛び回る蝶々を見られるところってあまりないのではないでしょうか。