「無意識のブレーキは、気付くだけで前に進める」は本当か。―有料noteについての考察―
昔、コーチングの講座で学んだ「無意識のブレーキは気付くだけで(はずさなくても)前に進める」という話。
本当にやりたいことであれば、頑張らなくてもやれるはずで、「やりたい」と意識しているのにやれないことには、意識的・無意識的に止めるもの(ブレーキ)があるというのです。
自分の中の「やりたい気持ち」と「やりたくない気持ち」でうまくバランスが取れた状態が、やれないという現状であると。下のような図を書いて説明されたと思います。
落ち込むのは、「やりたい気持ち」と「やりたくない気持ち」がどちらもが大きいときだという話もありました。気持ちが大きいほど、やりたいのにやれない自分を責めてしまうからです。
そして、この「やりたくない気持ち」というブレーキがあることに気付き、ダメだななどといった評価を挟まずニュートラルに見つめてみると、具体的な対処をしなくても、こんな気持ちもあるけど、やってみようと思えるということでした。
その当時、仕事やダイエットに関してこれを実践してみて(一緒に受講していたメンバーに恵まれていたこともあって)、一定の効果は出たのですが、今の自分にこれを適用してみたいと思います。
今、私がやりたいのに一歩踏み出せていないことの一つが「有料noteを書いてみる」ということです。
この「有料noteを書いてみる」をやってみたいのは、今お金が欲しいというよりは、これからを考えたときに、自分のやりたいことでお金をもらう(生計を立てる)生き方をするための一歩が、私にとってはこの有料noteだと思っているからです。
すでにできている方には大袈裟に聞こえると思いますが、これまで基本的に会社など組織からお給料をもらって生きていたせいか、私の中で「個人としてお金をもらう」ことへのハードルはとても高くなっています。
そこで、そこにどんなブレーキがあるのか見つめてみました。
以下ややネガティブな気持ちの羅列になってしまうので、嫌な方は読み飛ばしてください。
・そもそも自分の書いたものにお金をもらうだけの価値があるという自信がない。
・自分にどんな価値が提供できるか分からない。
・これまでたくさん書いてきた経験がある方がお金をもらうのは良いけど、自分なんかがお金をもらおうなんておこがましいんじゃないか。
・せっかく読んでくださる方が少しずつ増えてきて、書くことも楽しくなってきたのに、有料にすることで読まれないのは悲しい。
・お金をもらうプレッシャーで楽しく書けなくなるんじゃないか。
・お金を通して評価されるのが怖い。
・お金を払うことで、シビアになるであろう評価に耐えられるかという不安。
・金儲け目当てだと思われたりしないかと、人にどう思われるか分からなくて怖い。嫌われないかという気持ちにも近い。
・失敗したくない、恥をかきたくない。(結構すべてのことに共通して持ちがちないつものブレーキ)
どんどん出てきました。やりたいけどできないなぁとぼんやり思っていた気持ちの正体は、こんなにもたくさんの気持ちの集合体でした。
さて、書いてみて、ニュートラルに眺めてみたら、次のような気持ちが湧いてきました。
一言でいうと、「杞憂だなぁ」と。
もう少し分解すると次のような感じです。
「そこまで深刻に考えるほどのことじゃないでしょう。これで買ってもらえなくても死ぬ訳じゃないし。」
「冷静に考えたら、自分が考えるほど私のことを気にしている人っていないよな。」
「というか、投げ銭から始めてみたらほとんどの項目は問題にならないんじゃないか。」
ちょうどこれを書いていたタイミングで、ちゅうハヤサロンでイケダハヤトさんが、経験のない人ほど有料記事を書いて実力を実感すればいい、というようなことを書いてくださっていました。現時点の力への絶望がこれからの力になるとも。
ということで、まずはこの記事への「投げ銭」から始めてみたいと思います。
この下に記事はありませんが、もし買ってくださった方がいれば、今朝気になって作った自分が投稿した各記事のPV推移のグラフを貼ろうかなと思います。
不安のひとつ「自分にどんな価値を提供できるか分からない」に対するヒントとして、自分のどういう記事が読まれているのか少し傾向が見えたのでそれを見てアドバイスをいただけたらなぁという少しの希望。
ということで、基本的にはこれまで通り無料noteを書いていきたいと思いますが、ちょっと頑張って書いたかなとか、誰かの役に立てそうかなと思うときには投げ銭スタイルを真似するところから始めてみたいと思います。
読んでくださった皆さん、何か思うところがあれば、コメントいただければ幸いです。
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