noteの中の人によるnoteについての授業を見て感じたことをまとめてみました。

先日、schoo WEB-campus(YouTubeのような感じで、オンラインで授業を視聴できるサービス)で、noteに関する授業がある旨のトークを投稿しましたが、見られた方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。

noteの運営会社、株式会社ピースオブケイクの社長加藤さんとディレクターの三原さんという方が講師で、事例を交えながらnoteのことを語られていたのですが、改めてnoteの価値を確認できたような気がしました。

まずは、気になっているけど見逃した皆様に朗報です。

斎藤美佳子さんが受講メモを公開してくださっています。とても分かりやすいので、ぜひご覧ください。
Schoo「noteで学ぶ、インターネット時代の作品の作り方・売り方」受講メモ

さて、詳しくは斎藤さんが書いてくださっていますが、個人的に印象に残ったことを次の6つに分けてまとめておきたいと思います。

(1)noteの楽しみ方
(2)投稿するときに意識したほうがよさそうなこと
(3)noteから広がる可能性
(4)noteのこれから
(5)おまけ:noteのPVの仕様
(6)録画講義のご案内

※注:私の主観がかなり入っています。

(1)noteの楽しみ方

「フォローによる、クリエイターとファンのコミュニティ」
本来的にはnoteのフォローは「あなたのファンです」という意思表明なんだと思いました。今更ながらの発見です。
私も最初はいろいろな方々をフォローして読ませていただいていましたが、だんだんタイムラインが追えなくなってきて、アカウントのフォローではなく、マガジンのフォローに変えさせていただいたりしています。
マガジンのフォローは「あなたのこのコンテンツのファンです」ということなのだと思っています。

「コラボによる面白さ」
はあちゅうさんの交換日記やコラボマガジンのほかに、noteで連載を掲載する中で、ハッシュタグで様々なクリエイターが連動して創作をしている「#マチネの終わりに」の例が出ていました。リアルのイベントもコラボで行われるようですね。コラボは私自身もこれから挑戦したいところです。

「編集による自分のメディアづくり」
加藤さん曰く、イケダハヤトさんは、他のコラムニストさんに書いてもらったり、対談をやってみたりと、雑誌を作る「編集者」のようなことをやっている、新しいメディアを作っているとのこと。
「クリエイターの本拠地」、「ご自身で運営する場所」という表現もありましたが、自分のメディアをつくるという感覚で考えるとやれることが広がりそうな気がします。私もキュレーションマガジンを始めて新たに見つけた楽しさがたくさんありました。

(2)投稿するときに意識したほうがよさそうなこと

「読まれているシーンを意識する」
当たり前と思われる方も多いかもしれませんが、私にとっての一番はこれでした。
電車の中で、昔は本を見ていたが、今はスマホの画面を見ている。メディアによってコンテンツの最適な形も変わるはずで、インターネットというメディア上でクリエイターがコンテンツを発信できる場所をと思ってnoteを作ったという話が加藤さんからありました。
そして、noteの利用はスマホからが多く、移動とかちょっとしたタイミングで見られている方が多いのではという話の一方で、「それぞれにそれぞれのお客さんがいる」という言葉が印象的でした。コンテンツによって、読む方の属性や読むタイミングが異なると。
自分のnoteが読まれているシーンを想像してみたいなぁと思わされました。

「イラスト(画像)がたくさんあって覗いてみたくなる」
この言葉は、schooの運営スタッフの方からの感想です。noteのマガジン一覧の画面を見たときだったかな。テキストノートの表紙で印象が決まるという話も何人か書かれている方がいらっしゃいましたが、マガジンの表紙写真を「覗いてみたくなる」ものにするのも大事だなぁと思った瞬間です。

(3)noteから広がる可能性

「無名の人が才能を見つけてもらえる」
無料で記事を公開していて人気になって、出版社から声がかかった方々の事例がいくつか紹介されていました。
実際に、note上の全記事の90%以上は無料コンテンツだそうです。有料で売っている人も無料のコンテンツで人を集めて売っているとの説明でした。ちなみに、この割合、個人的にはもう少し有料の割合が高いと思っていました。私がフォローしている方がブロガーさんやライターさんだったりするからでしょうか。
焦って有料記事を書かなくてもいいなぁと思ったというのが感想です。
「面白いものを書いていれば必ず発見される。すぐではないから続けることが大事」というような発言もありました。

「note=稼げる」というような間違ったイメージが広がっている部分もありますが、加藤さんも「無料記事にも着目を」と仰っていました。無料記事も含めたすべての記事で、クリエイターに対してお金を払うことができるサポート機能も推されていました。

「コンテストなどにチャレンジできる」
ご存知かもしれませんが、noteとcakesが連動したコンテストもやっていて、優勝したら、cakesで原稿料をもらって書けるようです。
また、cakesの編集の方がnoteの中でcakesに合っていると思った人には声掛けすることもあるそうです。一人のクリエイターさんのコンテンツに関しては「映像化したい」という話も出ていました。

「インターネット時代の収益のあげ方を変える」
メディアによってコンテンツの形が変わるように、収益のあげ方も変わるということです。これまで、インターネット上での収益は広告がメインでした。お金を払っている人とクリエイターの距離が遠く、間にいろいろな会社が入っているので、収益性も落ちます。
一方で、作家さんなどのクリエイターに「お金を払いたい」と思うファンがいます。これを直接つなげることができれば収益性が上がるというのが加藤さんのお考えです。ファンとコミュニケーションするコミュニティを作って、そこに価値を感じてお金を払ってもらうのがnoteのねらいだというようなお話をされていました。
そして、有料noteが売れたときのメールがどれだけうれしいかという話もありました。誰かに貢献した、つながった感覚が分かる、濃いコミュニケーションで、「やってみるとわかるので、ぜひやってみて。」と仰っていました。
私も先日、初めて投げ銭記事を書いてみて、この感動を味わいました。

ちなみに収益を上げている事例としては、イラスト、漫画、文章(エッセイから経験・ノウハウものまで)の他に、「絵を描く」「写真を撮る」「相談に乗る」などスキルやサービスを販売している方々も紹介されていました。まだまだいろいろな可能性がありそうです。

「noteのファンクラブのメリット」
くるりが例に挙がっていましたが、リアルタイムで関われるだけでなく、ファン側の入会手続きが簡単になったり、運営側も郵送などの手続きがなくなり、運営コストが減るということでした。たしかに!
そして、ファン向けに、「濃いつながりのある人向けのコンテンツ」を出せるのもnoteの魅力だと仰っていました。普通の人にとっては意味がなくても、出す場所を選べば(ファンにとっては)意味があるものがあると。

(4)noteのこれから

ユーザー数を増やすためにも、次のようなことをやっていくそうです。

・継続課金を全員が使えるようにする(簡単な審査はあり)など販売しやすくする。
・コラボしてコンテンツを作って、収益を分けられるシステムを導入する。
・任意のコンテンツを、自分のプロフィールページの上部に固定表示できるようにするなどユーザインターフェースをリニューアルする。
・出版社と組んだコンテストをやる。
・サーバを早くする。

(5)おまけ:noteのPVの仕様

気になっていたnoteのPVの定義についても語られていました。ページを読み込むと1PVですが、一瞬開いただけではカウントされないようになっているそうです。有料課金もページを読み込むので1PVとのことでした。

(6)録画講義のご案内

こちらから録画講義も見られますが、無料会員の場合は「チケット」が必要なようです。もしまだ登録していないけど見たいという方は、こちらの招待URLから登録するとチケットが1枚手に入りますので、よかったらご活用ください。
ちなみに、このリンクから登録されると、私もチケットがもらえるので、happy-happyです。笑

以上が、noteについての授業を見て感じたことです。

今回も自分の力試しということで、投げ銭スタイルを取り入れさせていただきたいと思います。
以下に記事はありませんが、もし役に立ったと思っていただいた方などは、投げ銭していただけると喜びます!

また、もし同じ授業をご覧になった方がいらっしゃれば、感想等教えていただければ嬉しいです。
長くなりましたが、最後まで読んでくださって、ありがとうございました!

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