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鶏犬相聞こゆを地でいく光景です。

 先週末は妻の実家、熊野市新鹿町へ里帰りです。姪がひよこから育てたという鶏が大きくなり、義母の家で飼われています。午後になると庭先にしばらく離して運動をさせます。近づいても逃げないので、鶏小屋に入れるときは捕まえて運び入れます。犬は昔飼っていたことがあるのですが、今はいません。『桃花源記』に記述のあるとおりの光景をそのまま映したような光景です。朝寝ていると、鶏が鳴くのでうるさい。義母は今年90歳になります。困難を抱えながら、一人でなんとか生活しています。義弟が毎日夕方の仕事帰りに様子を見に行っているようです。

 鶏を狙ってか、イタチが姿を見せていました。キジの鳴き声を聞いたりヒヨドリの姿を見たこともあります。

 新鹿は海水浴のできる砂浜で有名です。白砂青松そのままの砂浜と松があります。若いときは海に入ることもありましたが、もう何年も海に入っていません。目の前は太平洋が広がっています。遊木の漁港が左側海岸線の先に見えます。JR紀勢本線が通っています。特急南紀が通るときは砂浜と松、海が見えます。新鹿駅は無人駅ですので、特急は止まりません。尾鷲駅で降りて普通列車で南下するか、熊野市駅で降りて引き返すかするしかありません。車なら熊野尾鷲道路の新鹿ICで降りればすぐです。夏ばかりでなく、釣り客や海のレジャーをする人が来ているのを見かけます。海無し県の人から人気のようです。最近はコロナウイルス感染拡大防止のため、人の移動は少ないのかもしれません。

鶏の鳴きて起こされ朝を知るしののめの空春の朝焼け


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