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その笛の個性に合わせる、努力をするのだ 〜購入した高ピッチ龍笛の吹き心地
龍笛吹きです。
購入した高ピッチ龍笛の吹き心地を、いったん書いてみます。
前置き 高ピッチ龍笛とは
現行の雅楽は、標準音が黄鐘(おうしき・雅楽の音名の一つ)=430Hzとされています。
ただ、洋楽器との合奏を意識して、黄鐘=442Hz調律とされる樹脂製(いわゆるプラ管)が市販されており、購入しました。(タイトル画像・上側の笛)
【関連ノート】「とうとう高ピッチ龍笛を買った」「初心者の時に買った樹脂製龍笛は「高ピッチ」だったの?」
*注*ノートに書いた後、「440Hz」との説明も見かけたため、これより、ヘルツ表記ではなく単に「高ピッチ」と言います。
けっこう上げても、届かない(>_<。
黄鐘=440Hzと、同=430Hzとでは、40セントの隔たりがあります。「半音」=100セントですから、半音の半分弱です。そこそこな幅です。
いくら龍笛が吹き方によって音高を上下できるとはいえ、いつも使っている本管(ほんかん・430Hz調律の煤竹製・タイトル画像の下側の笛)で、音色を維持しながら40セント上げて演奏するのは、私には無理でした。
高ピッチ龍笛なら、それほど苦労せずに音高を合わせられるだろうと、とっても期待したのですが、そう簡単ではなかったです(>_<。
上げても上げても、届かない(>_<。
音高を上げるには、基本的に、吹き口のエッジを外へ出すように笛を回しています。
こんな感じ。
買った高ピッチ龍笛は、吹き口を、普段使っている本管よりもずっと外側へ出しても、まだピッチが届かない。
これ以上外へ出すと、息が外れて、もはや鳴らない。
息のコントロールに、かなり難儀してます。
その笛の個性に合わせる、努力をするのだ
この難しさはたぶん、「高ピッチだから」ではなく、「このプラ管だから」、かも。
本管には、一管ごとに個性があります。なんて言ったって、自然の竹だし。
つまり、きれいに鳴るポイントも、厳密にはそれぞれ異なります。
プラ管は、ある本管を型取りしたものです。だから、自分がいつも吹いている管とは違って、当然です。
息の入れ方の問題かもしれないけれど、もしかしたら、私の口辺の形と、この笛の相性が、合わないということかもしれない。
それでも、この高ピッチ龍笛を吹きこなせるよう、頑張ってみる。これからが修練なので、この感想は、「いったん」書いてみたものです。
これから変化すると思うので、折を見てまたここにしたためます。
P.S. 高ピッチの本管は存在するようですが、購入できるものを知りません。あっても今の懐事情では買えないですが(;´д`)
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