イベント盛りだくさん、夏のNYC
BMIミュージカルワークショップ見学
BMIの実施しているミュージカルライターのためのワークショップの最終発表会を、特別に観せてもらいに行ってきました。
このワークショップはとても伝統あるもので、いま活躍しているライターもここの出身者だらけです。
1年目のプレゼンは10ミニッツミュージカル(実際は14分くらい)
2年目の最後は20分くらいで4〜5曲程度。
そもそも入るのにすごい倍率のオーディションがあるし、なかなかしっかりと勉強していく密なワークショップなので、どのチームも全力で書いていて、とても刺激になりました。
夏の風物詩 セントラルパーク野外コンサートへ
夏になり、NYCではあちらでもこちらでも野外イベントが毎日のように開催されています。
マンハッタンでは主にセントラルパーク、リンカーンセンター、ブライアントパークが人気があり、あとはハドソンリバーパーク(川沿いにある複数の公園)とか、他にもブルックリンの公園などでも色々と。
その中で、まずはセントラルパークで開催されたNYフィルのコンサートへ行ってきました。
この週は、ニューヨーク州の5区(マンハッタン、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス、スタテンアイランド)それぞれ1箇所ずつで、NYフィルが無料野外コンサートを開催して回るので、とても有名なイベントとなっています。
普段クラシックを聴かない人たちもみんなピクニック気分で集まっていて、最後には花火も上がりました。
別の日には、今度はMETオペラが同じくセントラルパークで無料コンサートをしていたので、こちらも覗いてきました。
夕暮れを眺めながらオペラの名曲を楽しむひととき。なんとも贅沢です!
話題の新作ミュージカル『Three Houses』観劇
ギリギリ間に合って観てきました。
「ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812」の作家、Dave Malloyの最新作です。
3面囲み客席、緻密なセットに舞台上4人のミュージシャン、個人的にかなり好きな感じのセットデザインでした。
キャストは6人。それぞれに問題を抱える3人の客が、とあるバーのオープンマイクで心のうちを語っていきます。そしてなにか訳知りそうなバーのマスターと年配の従業員の男女2人。
なかなかにモダンなテーマと作りのカッコいい作品でした。
観られてよかったです!
NYシティセンター『Titanic』
日本でも上演したことのある作品ですね。
シティセンターのアンコール公演なので、完全な上演ではなくて半分くらい演奏会形式(台本や楽譜を見ながらあまり動かずに演じるスタイル)での上演です。その代わり、オケの人数が多くて音が豊か。
キャストも豪華でみんな上手いです。
ちなみに映画とは違う話なので、レオは出てきませんよ(笑)
ウクライナ料理ボルシチ
タイタニックを観た後に、前から行ってみたかったウクライナ料理のお店に行きました。
イーストヴィレッジの辺りは元々ウクライナ系移民の多い地域で、ウクライナ関連の施設なども多いです。
日本では、ボルシチといったら下手したらロシア料理かな?くらいの何となくの認識でしたが、、、ウクライナ人のソウルフードとのことなので、そんなこと言ったらたぶん怒られます・・・。
そして、めちゃめちゃ美味しかったです!
お値段も高くないし、ヴィレッジあたりで小腹が空いた時にはオススメです。
TONY賞 ビューイングパーティー
せっかくなので一般の皆さんの反応も見てみたいということで、ビューイングパーティーに参加してきました。
アメリカの人たちはこういう時にいちいちしっかり反応しながら観るので、面白いです。
ヘルズキッチンのパフォーマンスでアリシアとJay-Zがデュエットした時にはブラックの人たちが狂喜乱舞していたし、TommyやCabaretなどのUK勢には全体的にちょっと冷たいし(笑)、メリリーでジョナサン・グロフが素敵な受賞スピーチをした時には、皆が泣きそうになりながら見ていました。
骨太なストレートプレイ 『Breaking the Story』観劇
おもしろいと話題だったので、観てきました。
戦場ジャーナリストの女性が長年の取材を終えて帰ってきます。彼女は片田舎ののどかな日常を過ごすなかで引退を考え、そしてとある取材を評価されて名誉ある賞を受賞することになるのですが・・・。といった感じの内容です。
内容はかなり社会派な感じで、現実と虚構の回想シーン?などが差し挟まります。演出は映像も多用するし、日本の演劇人にも馴染みある感じ(ちょっとだけ懐かしい感じもしました。)
劇場のサイズも300席くらいかな、ちょうど良かったです。
リンカーンセンター野外イベント
Lincoln Centerでは夏の間ずっと「Summer for the City」というフェスティバルをやっていて、全体的になかなか考えられた良いプログラムが多いので個人的にかなり注目しています。
ひとつはSocial Danceという無料イベント。
毎週のように色々なジャンルのオケが舞台で演奏するのですが、最初に各ダンスの基本レクチャーがあり、あとは参加者が演奏に合わせて自由に踊るという趣旨。
年配やディスアビリティの人たちの参加も多く、クオリティの高い生演奏で贅沢だし、照明も綺麗だし、みんな楽しそうに踊っているので眺めているだけでも楽しいです。
そして夜遅くなると「サイレントディスコ」というものが始まります。
DJは居るんだけど、皆ワイヤレスヘッドフォンを配られて装着していて音はそこからしか流れていないので、近隣に迷惑は掛からない。付けてる人たちだけはノリノリで踊ってる。
という一見シュールなナイスイベントです。
他にもVRイベントがあったり(参加したけど、三半規管の弱い私は早々に酔いました・・・無念。)
テリー・ライリーのinCのコンサートもありました。野外で夕暮れ時に聴くinCはとても心地よかったけれど、けっこう途中で離脱していくお客さんが多かったので、「ニューヨークでもミニマルミュージックにびっくりする人はいるんだな」と思い、ちょっと面白かったです。(この曲は最初から最後まで、ほぼ♪ドードードードーってみんなが同じ音を演奏するだけの曲ですw)
BTTF Backstage tour
カーネギーホールで「虹のかけら〜もうひとりのジュディ」という作品の公演をなさる為に、戸田恵子さんご一行がNYCへいらっしゃいましたので、バックトゥザフューチャーのバックステージツアーへお連れしてきました。
作曲・音楽監督の荻野清子さんには日頃からお世話になっているし、せっかく観にいらっしゃるならと思って私の上司に提案したら、快く引き受けてくれて実現しました。(とはいえ当の上司のJudy(1stホルン)はバカンスに行っちゃって、2nd ホルンのIanに頼んでくれたんですがw)
皆さんとても喜んでいて、あれもこれも興味津々で見ておられて、とても良かったです。
Ianの他にも、音楽監督のTedやキャストの皆さんもわざわざ挨拶に来てくれて、なんて素敵なカンパニーなんだろうと、皆さん大感激でした。
Maestra Music Monthイベント
ニューヨーク市では6月が音楽月間なので、ニューヨーク市主催のイベントとして、私の研修先であるMaestraと、RISEというMaestraの傘下にある団体と、Disneyとが共同でパネルイベントを開催しました。
ディズニーとの共催なので、会場が、とある作品を長年上演している劇場の上!…入り方がわからなくて難儀しました(笑)
イベント終了後は劇場内でまた別の部屋へ移動しまして、レセプション。
劇場内にこんなにいろいろ部屋があるなんて知らなかったー。
オリジナルシアターソング 第2弾
日→英トランスレーション 第2弾 に現在取り組んでいます。
とても素敵な英語訳詞を作ってもらいまして、素晴らしい女優さんTracyに歌ってもらってデモレコーディングをしました。
おかげさまで、とても素敵なRecセッションとなりましたー。
ミックスも終えて、もうすぐお披露目できるかと。
今しばらくお待ちください!
7月4日 独立記念日の花火
アメリカでは7月4日は独立記念日で祝日です。
せっかくですので花火を見に行ってきました。
MoMA ユニクロナイト
こちらに来てからずっと行きそびれていたMoMAへようやく行ってきました。
月初め金曜日はUNIQLOナイトという、NYC市民は無料で入れる日なので助かります。最近は街中も毎日観光客だらけですし、MoMAも無料日ということでなかなかの混雑具合でしたが、でも楽しめました。
ダリとゴッホは全世界的に人気のようです。ずっと人だかりができていて、ゆっくり鑑賞できず。
私の好きなクレーは一点もなかったのですが、ミロは何点かありました。なぜだかミロにかぎってはアクリル板でガードされておらず、昨今では珍しくマチエールを直接観ることができてとても嬉しかったのですが、ただ最近変なアクティビストが増えているので若干不安を覚えました…。どうぞ無事でいてください、ミロの作品たち。
あと、ピカソのコレクションが充実していたのですが、あまり人気なし?
しばしの間「アビニョンの娘たち」の独り占めに成功しました!
それから特別展「Joan Jonas展」が開催されていて、とてもとてもよかったです。現在87歳の素晴らしい女性です。オススメ。
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