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波がバシャーンとなって、ふゅー、楽しい。という人間の営み。


海辺にサーファー。
波があって、パシャンとなって、その波の上にボードで乗る。
というもの。

サーフィン。
それをする人たち、サーファー。

波バシャーン、それっ、ふゅー、楽しいー。

「サーファー……」
波があって、パシャンとなるから、無邪気に乗る。
ふむ。
で、カッコよく乗ると、
「カッコよく乗ってるー」
と、言われることがある。
サーファー。

僕はサーファーを眺めながら、自転車で両手放しして乗っていた時を少し思い出す。
自分なりの興奮。
興奮しつつ、興奮していない表情で、ペダルをコキコキ。
しかし、なんとなく知ってる、両手放しはそんなに凄くはない。

波バシャーン、それっ、ふゅー、楽しいー。
僕は、近くのボードレンタルまで歩き、半裸になって、サーフィンをしてみることにした。

海に入る。キャッと冷たい。けど、無表情を意識。
波が来る、バシャーン。顔にも海水。
ホホっと、興奮。水、今、凄いの来たし。

波来る波来る。
って、ペタンとボードの上にうつ伏せ。
バシャーン。と、びっしょり。
ぷふぁー。

ドキドキドキドキ。
「……」
こりゃ、乗れんな。
けど、なんか、楽しい。

サーフィン。

僕は、浜辺に座り、波に乗る人たちを眺めた。

波バシャーン、それっ、ふゅー、楽しいー。

「サーファー……」

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奥田庵 okuda-an
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