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ミニ小説100編 その③

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2020年12月の記事一覧

痛み。

痛みを感じたときに、痛みを感じていなかった頃のことを思ったりする。 痛みを感じなくなると…

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自称エレベーターガール。

雑居ビルの喫茶店に入ってみようと、エレベーターに乗ったら、自称エレベーターガールがいた。…

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クリスマス気分。

歩道橋から、駅前の樹木に飾られたイルミネーションを眺めていた。 クリスマス。 そして、今年…

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情報量と時代。

平安時代の人の一生分の情報量を、現代人は、一日で処理しているってことをどっかで聴いて、ゆ…

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それいけノンタック・通勤編

電車にて、前に座っている人が、おでこにメガネ。 なんでかけないんだろう。 ガチャガチャ。 …

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もう何も考えられない。

仕事が終わり、スタスタと帰宅中。 スマホを眺めながら駅に向かって歩いていると、前から歩い…

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続「浅香唯のドリームビリーバー 」番組ステッカーを夢見る日常。

【今までのあらすじ】 ラジオに初めて送ったメッセージが浅香唯さんに読まれ、ペンネーム「奥田庵」となった僕は、全ての活動ネームを奥田庵に変えた。 その後、楽しくラジオを聴いていた六月。新たに「番組ステッカー制度」が開始される。番組でメッセージが読まれた人の中から一名にだけ浅香唯さんがペンネーム、もしくは本名など、「書いてもらいたい名前」をステッカーに記入してくれるという企画。僕は、「奥田庵」になるきっかけとなった、浅香唯さんに、名前を記してもらおうと、メッセージを送り続け、1

撒く。

ついてくる。 撒こうと思う。 僕は梶沢と喧嘩をした。 「さっきから何言ってんだよ」 と、梶…

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