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100年企業

 金融教育の専門家、遠藤です。


 日本には創業100年企業があります。

 例えば、ダイキン。創業は1924年10月だそうです(出典 ダイキンウェブサイト)。今や世界を代表する空調メーカーです。

 医療機器のオリンパスは創業1919年で、世界で初めて胃カメラを実用化した企業です(出典 オリンパスウェブサイト)。

 医療機器で連想すると、テルモの創業は1921年です。

 三菱重工は1884年創業なので、100年どころではありません。


 これらの企業の長期チャートを見てみてください。
 なかなか興味深い株価をしています。
 株価が高いということは投資家が評価しているということです。


 ダイキンは100年の歴史の中でどのような技術を磨いてきたのか。
 グローバル展開をするためにどのような革新を進めてきたのか、このようなことを学校ではもっと教えるべきだと思います。

 また、オリンパスがなぜ映像事業を売却し世界シェアの高い内視鏡に集中したのか、といったことを日本人はもっと学ぶべきだと思います。
 日本の技術の高さと利益を生み出す企業の構造を知ることで、日本企業の進む道が見えてくると思います。


 アップルはマックやiPhoneというオンリーワン製品を作っています。
 アルファベットはGoogleやYoutubeなどのインフラというか、世界を構築しました。この世界を真似ることは難しいでしょう。

 伸びている企業は、オンリーワンかナンバーワンの製品やサービスを持っている傾向です。それらの製品やサービスが高い収益と利益を生み出します。
 しかし、それらの製品やサービスは一朝一夕では作れません。

 私は、企業にはオンリーワンorナンバーワンを作り出して欲しいと思ってます。結果的にそれが付加価値を生み出すからです。


 学校の社会の授業に歴史、地理、公民(政治経済)があるなら、「民間企業」という授業もあって良いと思います。10代の学生さんが日本の歴史ある企業を学ぶことが日本企業の成長を後押しすると思います。


(遠藤)


[遠藤 功二氏 プロフィール]

 日本FP協会認定CFP
 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
 MBA(経営学修士)

大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当した経験上、日本には金融教育が足りていないことを確信する。
自己責任が求められる社会で、子供たちが自立して生きていけるよう、お金の教育講座を実施している。子育て世代の親たちと子供たちに、金融の知識を届けるため教育特化のFPとして奔走中。

子育て世代のための金融教育サービスFP君
web:https://fpkun.com
メッセージ:koji.endo@fpkun.com


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)

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