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夏休みは家でお金のことを学ぼう

夏休みは、子供がお金のことを学ぶには最適なときです。
 今回は、小学生、中学生、高校生向けのお金の学び方を解説します。


 お子様が小学生の場合は、家に次のようなルールを作りましょう。

「お金は仕事をしたらもらえる」


 ここで重要な点は、思いつきではなく、ルール化することです。
 たとえば、毎日家のお風呂掃除をするとか、家族全員分の布団をたたむなど(和室の家を想定)の毎日できるような仕事を子供に与え、働いた分のお金をあげるというものです。

 働かなかったらお金はもらえないということになります。


 夏祭りに行く、旅行に行く、という予定があるならしっかり稼がないと楽しめないということです。自分の好きなことをするためには、働く必要があることを夏休みに体験してもらいましょう。


 中学生の場合は、投資のことを学んでも良いと思います。
 普段、テストや部活に忙しい中学生も、夏休みなら少しは、投資について学び、調べる時間が確保できるかもしれまん。

 最近は、株式投資を体験できるアプリがあるので、本当のお金がなくても投資の体験ができます。投機に走らないように注意する必要があります。長期保有する株を探してみるのは良い体験になります。


 高校生であれば、校則にもよりますが、できれば短期のアルバイトをするのがおすすめです。もちろん普段からバイトをしている子もいると思いますが、短期のバイトはいつもと違う角度で社会を見ることができます。
 私は、高校生のときにかなりきつい肉体労働をして、「頭を使う仕事に就こう」と思いました。


 夏休みにバイトで稼いだお金は、パーっと使ってしまうのではなく、投資で増やすのが理想です。
 中学生のときに株を学んでいる子は、高校生で本当のお金を稼いだ際に、投資をすることができます。ただ、高校生とはいっても、16歳、17歳はまだ未成年です。未成年口座で投資をする際には、親権者の了解が必要です。


 親御さんの投資への理解が子供の可能性を広げます。


(遠藤)


[遠藤 功二氏 プロフィール]

 日本FP協会認定CFP
 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
 MBA(経営学修士)

大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当した経験上、日本には金融教育が足りていないことを確信する。
自己責任が求められる社会で、子供たちが自立して生きていけるよう、お金の教育講座を実施している。子育て世代の親たちと子供たちに、金融の知識を届けるため教育特化のFPとして奔走中。

子育て世代のための金融教育サービスFP君
web:https://fpkun.com
メッセージ:koji.endo@fpkun.com


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)

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