企業分析で社会を知る
金融教育の専門家、遠藤です。
企業分析をすると世の中の動きを知ることができます。
たとえば、食品業界であれば、当たり前に食べている食品がどのような原材料で作られていて、原料価格がどのように変動しているを知ることができます。このようなことから食品の流通のありがたみがわかります。
カカオ高でチョコの価格が上がれば、甘党の人は大変です。
2024年問題と言われる運送業者のリソース不足の問題も、企業の運送費が増加していることを見れば、その深刻さを腹落ち理解できます。
様々な業種で運送費は増加しています。物を運ぶニーズは増加しているのにドライバーの高齢化が起きています。物を運んでくれているドライバーには感謝しなければいけません。ドライバーのストライキが起きたら大変です。
また、自動運転車は貨物市場を大きく変えるイノベーションになるかもしれないこともわかります。
さらに日本で起き始めている金利上昇も、営業外損益に影響していることがわかります。
上手いこと運用している会社は営業外収益で経常利益を増化させてます。
個人においても資産運用が大事であることがわかります。
このように企業分析をすると世の中の変化を感じることができます。
企業分析をすると社会で起きてる問題が見え、それらを解決するためのイノベーションのアイデアに繋がる可能性があります。
学校で企業分析の授業を取り入れるのは良いと思います。
(遠藤)
[遠藤 功二氏 プロフィール]
日本FP協会認定CFP
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
MBA(経営学修士)
大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当した経験上、日本には金融教育が足りていないことを確信する。
自己責任が求められる社会で、子供たちが自立して生きていけるよう、お金の教育講座を実施している。子育て世代の親たちと子供たちに、金融の知識を届けるため教育特化のFPとして奔走中。
子育て世代のための金融教育サービスFP君
web:https://fpkun.com
メッセージ:koji.endo@fpkun.com
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)