大久保潤也(アナ/MIMIGURI)/OLD Jr

アナではボーカル・作詞・作曲。MIMIGURIではコピーライター・コンセプトプランナー。アイドルグループ lyrical schoolの楽曲を多数プロデュース。2020年ソロ名義のOLD Jr.で1stアルバム『HAPPY SAD』をリリース。https://oldjr.net

大久保潤也(アナ/MIMIGURI)/OLD Jr

アナではボーカル・作詞・作曲。MIMIGURIではコピーライター・コンセプトプランナー。アイドルグループ lyrical schoolの楽曲を多数プロデュース。2020年ソロ名義のOLD Jr.で1stアルバム『HAPPY SAD』をリリース。https://oldjr.net

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余談をゆるす

はじめに2023年のMIMIGURIのAdvent calendar企画。今年は以下の6つのテーマでMIMIGURIメンバーが12/25まで毎日記事を公開していきます! Co-CEOの安斎さんに始まり、今回の記事にも登場する臼井さんときて3番手でバトンを受け取りました。テーマは僕がMIMIGURIで本気でやっている「遊び」について書いてみようと思います。 自己紹介MIMIGURIでは、コピーライターとしてブランディングや組織開発のプロジェクトで、ネーミングやコンセプトやパ

    • MIMIGURIについて語るときに僕の語ること

      はじめにこの投稿はMIMIGURI Advent Calendar(裏)の12/25の記事です。6つのテーマで、MIMIGURIメンバーが毎日記事を更新してきました。そして本日ラスト! こちらのページにまとまっていますので、ぜひご覧ください! 自己紹介MIMIGURIでは、コピーライターとしてブランディングや組織開発のプロジェクトで、コンセプトやパーパスなど言葉を作っています。 あと、社名やブランド名などネーミングのお仕事も結構やります。 また、アナという音楽ユニットで2

      • lyrical school「LAST SCENE」に寄せて

        2017年から約5年関わらせてもらったリリスクの現体制最後に提供する曲となった 『LAST SCENE』。 実は依頼された時は、「体制が変わるかも」と聞いていたくらいで、誰がやめるか、何人やめるかも知らされてなかった。プロデューサーのキムくんからは「LAST SCENE」というタイトルだけ指定されて、「あとは大久保さんと上田さんにお任せします」というなんとも気持ちいい依頼。 5年間色々やってきたことに対するキムくんの信頼が感じられて嬉しかった。 続ける決断をしても、やめる決

        • すぐに忘れちまうような夜更かしを

          泉水マサチェリーの新曲「Waiting For THE WEEKEND」にMCモニカと柳田久美子さんと参加しました! 楽曲はこちら👇 泉水くんとはリリカルスクールの作品などで何度も共作してるけど、いつも聞いたた瞬間に「あぁ泉水くんの曲だ」ってわかる作家性が、どうやっても出てて、尊敬している。 めちゃくちゃいびつで変なんだけど、超キャッチーで親しみがある曲。 そんな感じ。なんか本人の人間性もそのままで、めちゃくちゃいびつで歪んでるけど、なぜか一緒にいるとすごくキャッチー

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        • OLD Jr.制作記
          8本

        記事

          Rinkaku制作ノート

          OLD Jr.の『HAPPY SAD』から最後の1曲。PANORAMA FAMILYプロデュースの「Rinkaku」の制作ノート。 この曲は、PANORAMA FAMILYことゴメスくんに「Ghost」のアレンジをお願いした時に「大久保くんこういう曲やってみたら?」って送られてきた曲。 この曲の制作日記がゴメスくんのnoteで公開されているんで読んでみてください。 この曲は送られてきた時点でトラックにゴメスくんの鼻歌がのっていて、それに合わせて僕が詞をつけるっていう方法

          Vibration制作ノート

          OLD Jr.の「HAPPY SAD」から今回は、一番最後に作った「Vibration」の話。 この曲は、2018年くらいに泉水マサチェリーにお願いして最後にレコーディングした曲。 アルバムの中で唯一作詞も作曲も任せて、ボーカルディレクションも立ちあってもらった。 泉水マサチェリーと僕泉水くんとは2011年くらいからほんとよく時間をともにしていて、僕の30代を一番知ってくれてる一人だと思う。 30代前半、まだ飲食店でバイトしながら暮らしてた時、飲みに行っては奢ってくれ

          Love feat.Small Circle of Friends制作ノート

          OLD Jr.「HAPPY SAD」から今回は、Small Circle of Friendsと共作した「Love」についての話。 Small Circle of Friendsのこと 僕は高校生の頃に買った「CIRCLE」というアルバムでSmall Circle of Friendsを好きになった。福岡の天神にあったHMVの試聴機で初めて聴いたシーンまで、鮮明に覚えている。かせきさいだぁのインストアライブを見に行った日だった(懐) ちょっと背伸びして、ファッションやDJ

          Love feat.Small Circle of Friends制作ノート

          274便-OLD Jr.ver-制作ノート

          OLD Jr.『HAPPY SAD』の制作記。今回はカンバスの小川タカシくんにアレンジしてもらった「274便-OLD Jr.-」のお話。 今回のアルバムの中では一番古く、2014年くらいにアナ用に作った曲をカンバスの小川くんにアレンジしてもらった。 274便は福岡空港発羽田行きの最終便。 僕は19才~26才くらいまで福岡空港でアルバイトをしていた。 空港は只でさえドラマティックな場所なのに加え、そのこともあり僕は福岡空港が大好きだ。 おそらく今までアナで書いてきた歌詞

          Magic Hour制作ノート

          OLD Jr.『HAPPY SAD』の制作記。今回はTSUTCHIE(SHAKKAZOMBIE)さんと制作した3曲目「Magic Hour」のお話。 マジックアワーは、よく夕暮れや黄昏時を表現する言葉で使われるけど、この曲ではそのまま「魔法のような時間」という意味で使っている。人生において魔法のかかったような時間。 この曲を書いたのも2016年だと思う。 あいかわらず、くよくよしていた2016年末くらいにTSUTCHIEさんにデモ音源を渡した。 TSUTCHIEさんとは

          Ghost制作ノート

          OLD Jr.「HAPPY SAD」から、今回は2曲目に収録している「Ghost」の話。 別れがつらいのは、単純にその人の不在ではなく、触れられない場所にその人がいるからつらいのだと思う。「いない」からつらいんじゃなくて「いる」からつらい。 目の前にいないのに、はっきりと自分の中に存在する人。その人の知らない記憶や時間が、自分の中にどんどん増えていくこと。その人が、僕の知ることのない瞬間を生きていること。そんな苦痛に慣れていくしかない。 「さよならを言うのは、わずかのあ

          Lullaby制作ノート

          2020年7月31日にリリースした初のソロアルバム「HAPPY SAD」について1曲づつセルフライナーのような、制作記のようなものを書いていこうと思います。 今回のアルバムは、全曲誰かにサウンドプロデュースしてもらう形で作ったので、サウンド面より、どちらかというと曲を作った時や詞を書いた時の回想録になるかもしれません。今回は1曲目「Lullaby」。 この曲は、ソロアルバムの制作の最初に書いた曲。 つまり、悲しみの真っ最中で書いた曲とも言える。でも、どちらかというと「悲しい

          HAPPY SADによせて

          2020年7月31日にOLD Jr.という名義で初のソロアルバム「HAPPY SAD」をリリースしました!長い時間をかけてやっとリリースした作品で、自分の哲学のようなものが詰まったアルバムなので少しずつここで、制作記を書いていきたいと思います。 悲しみは、幸せをふち取った輪郭のようなものだと思っている。 だからこそ、長い時間や膨大な記憶をともなう幸せの輪郭は、大きくて地平線のように果てしなく見える。でも、その輪郭がやがて薄れて、ぼやけたときそこには再び大きな幸せが滲み出てく