“ととのう”を定量化して再現性を出してみた
はじめに
こんばんは、おきたです。
いやぁ~~、暖かくなってきましたね。。僕にとってはサウナを好きになってから迎える二度目の冬です。あれから一年で色んなサウナに出会い、良い影響をたくさんもらってきました。
そんな中で、せっかく素晴らしいサウナと出会ったのに『ん?ととのえない…』という状況に出くわす機会がちょいちょいありました。そんなとき、サウナ施設に問題があるわけでもないのに、ここのサウナは微妙かな…なんてことを考えたりもしてしまっていました。
いやいや、待てよと。せっかくサウナに入るのだから常にベストなととのいを体験して最高の思い出にしたいじゃないか!!
ということで“ととのい”に再現性を保たせるべく、定量化することにしました。
着目したのは心拍数です。
今回の記事で伝えたいこと
心拍数を指針にして、レベルの高い合格点を越えるととのいオールウェイズを出すことを目標に自分の身体で色々と実験した結果を共有したいと思います!
あくまでも個人の意見にはなりますが、少しでも皆様の理解とより良いサウナライフの助けになれれば幸いです♨
それではいきましょう!!
今回の心拍数の測定に用いたスマートウォッチ
今回測定に用いたスマートウォッチは、先日のアメトーーク!のサウナ芸人でもオススメされていた
ではなく!!同じxiaomiさんから発売されている
になります!
オススメ理由としては普通にサウナ以外でも使いやすいんですよね。サウナのときだけ付け替えるのも面倒だし、そんな僕にはこれが最適!
このスマートウォッチの魅力はこちらのYouTuberさんが語ってくださっているので、良ければ参考にしてください。
サウナで使えるのかどうかは僕が現在も実験中です。とりあえず1年は大丈夫そう。
サウナ室の心拍数のススメ
まずは原理から。
僕たちはサウナ室に入ることで皮膚の表面温度が上がります。サウナ室はアツアツですからね。これを冷却するように体は汗をかき始めます。体内でもこれと同じ現象が同時に起こっています。体内の温度を下げるために血管が膨張し、血液の循環速度が上がります。これにより心臓の脈拍数(心拍数)が高くなっていきます。
そして、この心拍数の最大値は
220-(自分の年齢)
だと言われています。僕の場合だと24歳なので196になります。
多少の誤差はあるとおもいますので190前後だと妥当と言えるでしょう。
この最大心拍数まで頑張ると結構心臓に負担がかかります。実際3セット目にはちょっと心臓が痛かったです。なので、自分の身体で実験した結果、最大心拍数の9割くらいの170~180が最適だと判断しました。180後半あたりから、それを繰り返すことで心臓が痛くなりました。160~150の8割では少し芯まで温まっていないなと感じました。なので170前半くらいになったら出る準備をして180手前くらいで出るようにしてから、1回でととのえる確率が向上しました。
sauna column
ちなみに、サウナ室の温度(ミストサウナのような低温サウナは除く)は上昇する心拍数の最大値というよりも上昇速度に影響しています。温度の高いサウナだと目標心拍数までの到達速度がはやいです。しかし、これは“ととのい”に深く影響はしていないと感じました。
サウナは熱ければ熱いほど良いというよりかは、その環境(温度、湿度、照明、音楽)に左右されそうです。さすが奥が深い。
水風呂の心拍数のススメ
次に水風呂に入ることで、この上昇した心拍数が急降下します。これは水風呂に浸かり、皮膚の表面温度が下がり、冷却する必要がなくなったためです。ただ、ここでの急降下による心拍数は最低値ではないです。
結論としては、季節によるので幅が広いですが120~140ぐらいが最適でした。冬など寒い季節ほど高めの心拍数のまま出てしまいます。
足りないとまだ身体が暖かくていけそうな気がするし、逆に入りすぎると芯まで冷えてしまいます。ちょうど良いところを見つけるのには苦労しました(笑)
これはかなりその人の体格、体脂肪率等、体型によって異なると思いますので色々試して自分だけの数値を見つけて欲しいです。水風呂を出る心拍数の最適な値を把握することは時間がかかるかもしれませんが、コレが分かるとかなり再現性を担保できるので頑張りましょう!
water bath column
水風呂にも温度があり、一般的には17℃前後が最適とされています。
ぬるめのとこだと23℃くらいがあります。これくらいの温度になるとかなり入りやすいです。イメージとしては学校のプールと同じくらいの温度です。
そして今回触れたいのは10℃前後の激冷たい水風呂です。正直、足を入れただけで冷たいというより痛いと感じるレベルです。その冷たさから羽衣を纏うことも許されません。なので、本当の意味で裸で水風呂に入るということになります。あれ?当たり前のこと言ってますね、僕。
それで心拍数なのですが、結果としては大きく下がるということはありませんでした。むしろ、普段の水風呂よりも高い心拍数を記録しました。
このことから心拍数の低下には水風呂の温度よりも入っている時間のほうが影響しそうです。ですが、個人的な”ととのい“は深かったです。これは好みですね。さすがに0℃とかはしんどかったのですが(笑)
外気浴(休憩)の心拍数のススメ
そして最後が外気浴です。ここでも心拍数は下がり続け、最低値(安静時心拍数)にて安定します。
この交感神経が優位→副交感神経が優位の状態になることで、リラックス状態である”ととのい“が訪れます。
ここでは心拍数が安静時心拍数に近づくほど深くリラックス(ととのって)していると言えます。
安静時心拍数は男性で60~70程度、女性で65~75程度だと言われており、僕は数ヶ月計測した平均は62でした。ちなみに冬場は40台に行ったりもします。なので、出来る限りこの安静時心拍数に近づくまでゆっくりと休憩することを推奨します。まだ心拍数が下がりきってないのに休憩を終えるのはもったいないです!もし寒かったら内湯のととのいスペースに行くなど工夫しましょう。
また、重要になってくるのが外気浴の姿勢です。その姿勢を左右する椅子はよく温泉などに置いてあるもので大きく分けて3タイプあると思っていて、ととのい椅子
インフィニティチェア
寝転び(フラット)です。
結論を申し上げると、
寝転び>インフィニティチェア>ととのい椅子
ほど”ととのい“が深いと感じています。
理由としては主観もありますが、心拍数の降下が速いからです。心拍数が降下し始め、安静時心拍数へと至るまでの時間が短いほど、“ととのい“が深いです。つまるところ、外気浴は身体がフラットであればあるほど良いということです。
totonoi column
良いサウナに入ると出ると言われている赤い斑点“あまみ”というやつですが、温⇄冷による血行促進で身体中の毛細血管にも血流が巡っていることが身体に表れています。
まとめ
いかがだったでしょうか。サウナにハマってからはや2年、とても楽しい毎日でした。一方でととのうって何なんだ?と思うことがあります。ととのわなければ意味がないのか。
サウナに行く目的(ゴール)はととのうことなのか。
それはちょっと違うような気が最近してきました。
ととのうことを目的にすると、どうしても施設によって優劣がついてしまうからです。そんなこと望んでませんよね、トントゥさん?
サウナに行く目的は、幸せになるためです。
3年目からはじゃあサウナを通して得られる幸せってなんだろう?という疑問について答えをだせるようになれればいいなぁと思いました。
以上になります!
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ありがとうございましたー!!!!