あいちⅱ
2日目は愛知芸術文化センターに。
ボリューミーな作品。
ローマン・オンダック
毎日変化のある作品。
1つずつ歴史的な出来事が刻印された木の幹を
1日1枚壁の金具に掛けていきます。
初めて作品を見た人でも、理解はしやすいんじゃないかなと思うものでした。
スロバキアのポスト共産主義社会の行動様式や政治への観察が背景にあること。
勉強不足です...
奥村雄樹
作品展示のスペースは2つあって、作品も他にも様々な手法で展示されていました。
私が気になったのは写真のもの。
こうして作品を見ていると、自分の撮影したものはテーマに沿った一貫性がまだあまり見られないな...と反省します。あと一歩先の部分の力が不足していると実感するのです。頑張ろう。
ロバート・ブリア
この作品、ボランティアの方と座り込んで意見交換しながら見ました。
「対話型鑑賞」というものを芸術祭でやっているようです。すごく楽しかった。その場でアウトプット。みんな話そうぜ~ってなる。
ぜひHPで作品を写真で見てもらいたいんですが、
この彫刻はじっくり見ないと分からないほどの遅さで動いているんです。
人間が他の生き物に対してなんでも感情を付けたり(名前を付けるところから始まるけど)。
私は犬や猫を触れないという、そこから距離感がもうあるんだけれど。人間と生き物の、というより人間の情の押し付け。決めつけ。勝手さ。
そういうことをボランティアの方と話しながら作品を眺めました。
1人より2人の方が考えれます。整理できるし。
ぜひ、まじまじと凝視して彫刻を見て下さい。
アンドレ・コマツ
この周りは半透明のビニールシートで仕切られていました。実際に作品の中を動けます。
中央に立つ新聞紙で覆われた長い柱。
今の世界の情勢とか、社会のこととか。
すごく直接的に伝わる作品に感じました。
足立智美
足立智美さんの作品も入るのを恐れてしまうほどエネルギーが強かったです。
映像作品の印象が...まだ残っています。
他にはこういう作品が。
また作品を見たいアーティストです。
シュエ ウッ モン
写真家であるシュエウッモンさん。
写真だからの表現、じっくり味わいました。
写真の上から色を重ねる。
これ安易にやるとアーティスト気取りのような、思わぬ形で伝わっちゃう方法だなと思ってるんです。最初の方、やってしまいがちな。
そういうものも作品に落とし込めるように、力をつけたいなと思いました。
クラウディア・デル・リオ
鑑賞者参加型の作品。
掲示板に流れる質問に私たちが回答します。チョークを持って黒板に書きます。何でも書いてok。
書くことは1番直接的に思考を外へ表現できると、
確かに。色々な回答を見ました。面白かった。
他にも体験した作品はありました。
作品数が多すぎて時間より体力がほしかった。
この後、お昼にお寿司を食べ、お土産を買い、
また6時間ほどかけて帰徳。
初めての芸術祭は本当に楽しかった。
1人で巡ると自分のペースで作品を見れるのも
良いポイントでした。
STILL ALIVE がテーマの芸術祭。
作品を見ている時、街を歩いている時、
電車に乗っている時、バスを待っている時、
ボランティアの方とお話をした時。
旅全体で、まだ生きていることを実感しました。
みんな生きているんだなぁと。
多分すれ違ったり話した人とは、また会う確率は
そんなにないんだよなぁと。
だからこそ良いも悪いも感じる人間自体のことは
覚えています。作品よりも。
それを思わせるための芸術祭だったのかなと。
作品って、でもそういうものか。
1人1人の思考に訴えかけるもの。考えて考えて、考え続けて言葉を交わすためのもの。
今、思うことは
お話したボランティアの方と、またどこかで
作品を見ながら言葉を交わしたいです!
その時は、そこにいなかったあなたも
私とお話してください。
最初で最後のことの方がきっと多いと思うから。
まだ生きようぜ~~~。