『アーティスト電力』いとうせいこう発電所1周年祭⚡️コモンズな再エネ⚡️は楽しい! 〜みんな電力本社見学記〜
数年前の引っ越しを機に、東京電力を卒業して再生可能エネルギーによる発電所で作られた電気を使いたいと探して見つけたのが、みんな電力(株式会社UPDATER )でした。HPには全国の電力の“生産者さんが並んでいて新鮮でイキのいい電気が届きそう。好きな電力生産者さんを選んで応援すると、地元の農産物などをお礼に送ってくださるところもあるというので、近隣の生産者さんがいいかな、みかんジュースのところにしようかななどと迷っていました。するとそのうちに、、
いとうせいこうさんが『アーティスト電力』というプラットフォームをみんな電力の中に立ち上げること、第1弾として いとうせいこう発電所をリリースすることを知り、「こ、これだ(ビビッ⚡️)!」と思ってすぐさま申し込んだのでした。
アーティスト電力とは、アーティストが発電所を所有・運営して、ユーザー(ファン)は再生可能エネルギー100%の電力を使えるだけではなく、支払う電気代にはアーティストを応援するための“文化代・エンターテイメント代”も含まれるので、限定ライブに参加できるなどリターン特典が楽しめる、いわば新しいカルチャーネットワークです。(=と、さっきあらためて見直したV[いとうせいこうが語る] アーティスト電力とは?から引用させていただきました!)
それから1年。2022年の今(5月7日)、1周年祭がみんな電力の本社で開催されました。発案者で発電所を主宰する せいこうさんを囲んで、スタッフの方たちによる心尽くしのプログラムがいろいろ〜みんな電力本社の見学もさせていただきました。
1周年祭に参加してみてわかったのは、アーティスト電力を選んだ肝心の自分自身が、従来の大手電力会社から電気を買っていた時の意識から実はあまりアップデートしていなかったことでした。『再生可能な自然エネルギーがいい』とか『中央集権的なメガ発電ではなく自律分散型であるべきだ』などと自分なりに考えていたけれど、それは頭の中のこと。カラダには『電力は上から流れてきたものを黙って使う』受け身の体験が染み付いています。以前、みんな電力の企画で電力生産者さんのレポートをオンラインで聞いたりもしていたけれど、あくまで自分は傍で匿名で拝聴する立場という感覚でした。
でも、自分も半分マスクながら “顔を見せて” 、せいこうさんとみんな電力のスタッフの方々から直にお話を聞いて、私たちユーザー(ファン)のアイディアもお互いに聞いていると、電力が双方向に流れているような、今まで頭の中にあったいくつかの点と点がつながる感覚、意識の“通電⚡️” のような感覚がありました。エネルギーをつくる、送る、使うの関係の中にも「お互い様」の気持ちがあってもいいのでは、(もしかしたらこういうことがコモンズにつながるのかな ??)と思ったり…
私たちの使っている電気、いとうせいこう発電所の電力は今、福島県二本松のおばあちゃまの畑で作られているそうです。コロナ禍でずっと先延ばしになっていたせいこうさんの訪問も近々叶うと聞いて、とてもうれしくなりました。これからも楽しみにしています。