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インタビュー#4

 今回は、同級生で大阪府出身のKちゃんとお話しした。依頼した後に事前にリサーチをしてくれていたり、自分でも異文化理解やジェンダーに関するインタビュー活動を行っている彼女は本当に好奇心旺盛で、自分が知らないことに積極的に関心を向けていく姿勢は見習いたい。ぜひ今回も最後まで読んでください!

ー原爆投下について、率直にどう思う?

正しいことではないけどアメリカだけが悪いんじゃないとは思う。日本も、原爆ではないにしろ慰安婦のこととか、人を傷つける行為によって自分の国が勝つようにしていたっていう点ではどこの国も同じだったと思う。っていうのと、あずさちゃんのこの質問を見て、正しかったかそうじゃないかを即答できなかった時点で、自分が原爆のことを自分と身近じゃないものみたいに、自分ごとじゃないみたいに捉えてることに気がついた。

ー私が本を書きたいと思ったきっかけのひとつがまさにそれで、自分ごととして捉えている人が少ないっていうことなんだけど、そもそもそのことにKちゃんみたいに気づける人がほとんどいないんだよね。みんなそのことに問題意識を抱いていないというか。だからどういう風にしたら自分ごととして捉えていけるのかって最近すごく考えている。

なるほどね。私は日本史も世界史も授業で受けてなかったからもっと学びたい。

ー確かに。何においても「知らないということ」がいちばん怖い。

自分が興味持ったことを、学ぼうと思えば学べるのが大学っていう環境やもんな。そういうのもあってリベラルアーツに惹かれる。

ーそれはあるかもしれない。じゃあ、Kちゃんが思う「平和」のために個人単位でできることとか、今の世界に足りてないものってなんだと思う?

ひとつ思いつくのが、原爆のこととか自分の国が今までしてきたこととかについてしっかりとした知識を持っている人が少ないと思ってて、それってすごく危険なことだと思うねんな。だからもっとみんなが、自分の国のことだけでもしっかりとした知識を持つことが必要やと思う。

ー本当にそう!私も広島じゃない出身の子に、「原爆ドームの近くに住んでる」って言ったら怖くない?って言われたことがあるし、「原爆ドームって綺麗だよね」ってあたかも建築物みたいに言っている観光客の人を見たこともあって。その人たちが悪いんじゃなくて、その人たちが今まで目にしてきたものや聞いたことが私とは違うんだろうなってすごく思った。そういう意味でも、ちゃんとした正しい知識と、自分でそれについて考えることってすごく大切だと思う。

うんうん。知ってるか知ってないかで、同じ出来事についても感情の重みが違ってくるよな。

ー歴史の一部だと思えば一部だし、核が初めて人類に使われたっていう大きな転換点だけど、それだけじゃなくてもっと知らなきゃいけないことがあると思う。

 無知の恐ろしさはどんな人も心に留めておくべきことで、それはフェイクニュースに振り回される危険だとか、気づかないうちに誰かを傷つけてしまう可能性だとかを孕んでいる。
 「知る」っていうことは、受け身でもできるけどやっぱり能動的に行動してこそ得られるし、人間に無条件で許された贅沢だから、チャンスがあるなら無駄にはしたくない!!

【番外編】
Kちゃんが異文化理解のインタビューを発信しているInstagramのアカウントはこちらです!!ぜひぜひチェックしてください✨
→@interview_to_u


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