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溢れ出るやさしさに、こころがじーんと。



土曜日。両親が群馬から遊びに来てくれた。


群馬にある実家から今の家までは高速に乗って1時間半〜2時間ほど。
案外すぐにこれる距離なので、荷物をもってきて欲しいときや(今回は冬服を実家にあずけていた)、ちょっとランチしようよと提案すると、愛犬を連れて遊びに来てくれる。


今回もお決まりの近所のイタリアンのお店でランチをし、そのままたまプラーザまでドライブ。愛犬は今回は残念ながらお留守番のようだった。


たまプラーザは、わたしの大学時代4年間住んでいた家からわりと近く、そのころから両親が遊びにきた際によく立ち寄る場所だった。
渋滞でなかなか現地での滞在時間はすくなかったものの、よく歩いていた道を一緒に歩いたり、たわいも無い話をしながらドライブをする時間は何よりしあわせに感じた。


母は9年間つづけた仕事がなくなるらしい。
撮りためたドラマをゆっくりみて、また新しい仕事を見つけるといった。


父はいつも的確なアドバイスをくれる。
千葉の物件でいいところがあるから見にいくといったら、物件はいいかもしれないけど最近買った大きなドラム式の洗濯機が入るか、冷蔵庫は入るかちゃんと確認。わたしと旦那の職場までの往復を時給換算してみて、と。
確かに、どんなに新築でいい家でも職場に通うことや行動範囲である都内に出るのが大変になってしまったらあとあと苦労するかもしれない、と考えさせられた。


ふたりは大阪にいる兄夫婦と一緒に、gotoで京都旅行につい最近行って来たらしい。おみやげのドーナツ型をした「京ばあむ」がきれいに半分になり、賞味期限が3日すぎた状態で、旦那と一緒に食べてね〜とくれた。
めちゃくちゃ美味しかった。


自転車屋の大阪支店の店長をつとめる兄は、コロナで自転車の売れ行きが良く毎日忙しく過ごしているようだった。
旅行好きな兄夫婦は両親との京都旅行のすぐあとに金沢旅行にいったと聞いた。
ほんとに仕事忙しいのだろうか。


愛犬の「こころ」は、今日は連れていってもらえないとわかり、おしっこをわざとはずしたりあからさまに拗ねていたという。すごく素直に態度にだす性格のこころは、ちょっといじけたりすると、普段しないことをして表現する習性がある。
お出かけから帰ってくると、普段しない場所にうんちをころっと転がしておいたり、荒らせるものがあれば荒らしてみたり。
もう一匹のペットである亀の亀吉(かめきち)を「いい子だねー」なんて褒めるだけで嫉妬してものすごい勢いで吠えたりする。なんか素直でほんとにかわいい。




ドライブから帰って来て、家でコーヒーを入れながらテレビを見た。
母は作ってきたという里芋とイカの煮物と、大学芋セット(揚げた芋とタレと黒ごまが分かれていた)、実家に帰った際にリクエストするウインナーとチーズの春巻きなどを冷蔵庫に入れていってくれた。
父は最近よくあちこちで見る、おでこに当てるだけで測れる体温計や日用品を置いていってくれた。

あらゆる方向で支えてくれる父と母には頭があがらない感じ、というか会うたびにありがたさと、愛情深さに感涙しそうになる。



いつもふたりが帰った後はこころがあたたかくなる感覚と同時に、さみしい気持ちにもなる。ひとり暮らしの時は尚更だった。



延期になってしまっている結婚式。
2月に無事開催して、たくさんの「ありがとう」を伝えられるといいな。





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