10年

twitterを開いたら、目についた記事があった。
読んで、みんなに読んでほしいと思った。日本で生まれ育った人や日本に暮らす人、原発のある国に住んでいる人やこれから原発を建てようとしている場所にいる人、できればそれ以外の人も、世界中の人が読めたらいいのに。

福島の記録 — 福島県浪江町　菅野みずえさん

地震や津波の被害に遭われた方もたくさんいた。それだって大変なことだ。けれど備えはできたとしても、天災を防ぐことはできない。
原発事故もそうだとは思えなかった。10年前。

渦中の人にとってはどんな10年だったろうか。そんなことを〇年、という区切りで考えてしまう。
TLにとあるツイートが流れてきた。

サンドウィッチマンさんに
震災から１０年という節目なので
宮城と中継しますとお伝えしたら

「ほんとは
　節目なんてないんですけどね
　ただ１０年たっただけ
　また明日が来るだけ」

と言われた。

本当にそうだ。
区切りなんてない。
これまでも、これからも続く。
節目とは身勝手な表現だった。

— 米田裕一 (@yonedahirohito) March 8, 2021

３月だけ思い出すのはなんだか好きではないけど、３月くらい思い出した方がいいとも思う。けれど節目なんかではないよねって改めて。本当、ただ10年という月日が経っただけだ。

２年前に書いた記事を、ときどき自分で読み返します。書いたのは２年前だけど10年前の気持ち。
記憶はどんどん薄れていくけど、感じたことは何度でも思い出せる。
いつか子どもたちにも話そうと思う。