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カリフォルニア大学バークレー校のすごいところ

バークレー校、全ての規模が全然違います。
読んだらきっと、私と同じくすんごくびっくりします。日本の大学じゃ考えられないことばかりです。


🧑‍🎓毎年9000人の生徒が入る

私たち交換留学生(Exchange students/visiting students)、編入生(Transfer students)、そして新入生を合わせて、9000人のオリエンテーションがあったので、毎年そのくらいの新しい生徒たちを迎え入れているってことだと思います。
こんなに多くても、倍率はとっても高いです。(交換留学は比較的簡単でした。)

STEM fields(理系)が得意な大学なので、そっちの人がめっちゃ多いです。出会う人たちみんな頭良さそうすぎて、文系の私はちょっと恐縮しちゃいます。

ちなみに…
ジェンダー学はUCバークレー(LAもすごい)が先端だと思って私はこの大学を選んだんですが、ジェンダー学の編入生は6人しかいませんでした。授業も比較的小さめ。ただ、それでも、授業レベルはとっても高いし、【クイア×メディア】、【フェミニズム×環境】など、細かいところの深掘り授業です。

🤝学生サポートの幅がすごい

ICUはアカデミックサポートとカウンセリングがあるんですが、UCバークレーはもっと色々あります。(比べてるわけじゃないです。規模が全然違うので)

これ↓は、公式サイトにあったリストなんですが、グループ分けされているだけで、Academicsの中にも5個の支援センターがあります。それぞれ目的によって細かく分かれてます。

https://csi.berkeley.edu/campus-community-resources/

この中で私が、「はー、多様だなぁ」と思ったのが、「Equity and Inclusion」と括られた中の、以下の支援センターです。対象とする人たちに注目して!

  • Berkeley International Office;アメリカの国籍を持たない生徒たち、留学生などを対象とした支援センター

  • Cal Veteran Services Center;退役軍人、現役軍人を対象とした支援センター

  • Centers for Educational Justice & Community Engagement;この中にもっと細分化されてセンターがあって、それが…African American Student Development; Asian Pacific American Student Development; Chicanx Latinx Student Development; Gender Equity Resource Center; Multicultural Community Center; and Native American Student Development;アフリカ系アメリカ人の学生アジア太平洋系アメリカ人の学生チカン系ラテン系学生女性・LGBTQIA+の生徒たちネイティブ・アメリカン学生のための、教育的正義とコミュニティ参画のためのセンター

  • Educational Opportunity Program; first generation(家族の中で大学に通うのが初めての人)の低所得大学生を対象とした支援センター

  • Office for the Prevention of Harassment and Discrimination;ハラスメント・差別防止のためのセンター

  • Re-entry Student Program;25歳以上の生徒を対象とした支援センター

  • Student Parent Center;子供のいる生徒(生物学的親だけじゃない!)を対象とした支援センター

  • Transfer Student Center;編入生を対象とした支援センター

  • Undocumented Student Program;非正規滞在学生を対象とした支援センター

こんなにあるの、びっくりじゃないですか!?
軍人とか、親とか、非正規滞在生とか、日本の大学だったら一学年に数人いるかいないかくらいの数(だと思う)で、支援センターなんかできないだろうけど、さすが多様性の国アメリカだなぁぁと私は思いました。
First generation(直訳すると「第一世代」。つまり家族の中で初めて大学に通う生徒のこと。)も、大学進学率の高い日本だと今や少ないと思います。なので、オリエンテーションで「First generationの人ー?」って質問(手を上げなくてもいいよって事前に色々説明があった上で質問されました。)で、15人くらいの人のうち、3人が手を挙げていて驚きました。

他にも、「Accessibility and Accommodations」のグループの中には、The Disabled Students’ ProgramとCal Housing - Disability Accommodationsがあり、これらは障がいのある方の住居に関する支援センターです。

Food Securityに関しても、7個も別々の支援センターがあります。

こんなに学生サポートのセンターがあるの、すごくないですか!?!?

🌲キャンパス広すぎ

キャンパスの敷地面積は1,232エーカーで、東京ドームに置き換えると107個分らしいです。(面積に関しては以下のサイトを参照しました。)

初めてバークレーに来た時、母とキャンパスツアーをしようと思ったんですが、ただ横断するだけで疲れました。坂もあるし。
授業と授業の合間は10分あるのですが、運が悪ければ10分以上かかります。
私は、キャンパスの南らへんから東北の建物に移るのに、早歩きで7分かかってます。
あと、一見建物は低くて、高いところでも5階とかで、キャパが小さいからこんなにいろんな建物があるのかなぁと思ったのですが、建物はどこも地下があります。

毎年9000人(しかも、これはundergraduateだけの数だから、大学院生含めるともっと…)が入学すると、やっぱりこれだけの規模が必要なんでしょうね。

🎞️映画館がある

バークレーには、Berkeley Art Museum & Pacific Film Archive(通称BAMPFA)という美術館/映画館があります。
学生は無料で展示が見れて、映画も破格で見れます。
1、2年前の、まぁまぁ新しい映画が無料で見れる日もあります。
オッペンハイマーが今度無料で見れるそうなので、行ってきます(2024年9月)。

学校が始まってすぐくらいに、BAMPFAで、映画のポスターとピザを無料で配るイベントがあったんですが、そこで、映画館の館長みたいな人(?)が、「大学が映画館を持ってるのはとっても珍しい、貴重だ!」って誇らしげに言ってました。

けど本当に、学生にとってはとても貴重な施設で、上映される映画は昔の名作だったり、教育的なドキュメンタリーだったり、面白いラインナップです。
上映される映画のリストはこちらから👀↓

学生にはとってもお得な映画館なので、私も活用したいと思います。

🏫巨大ホールが何個もある

オリエンで使ったホールだけで、4個ありました。どれも大きいです。
もはや「ホール」というのか、もうわかりません。

Haas Pavilion;スポーツの大会を行うところ。これは室内。
(屋外のスポーツ大会の会場も別である。)
Zellerbach Playhouse;演劇とかコンサートとかあるところ。
Pauley Ballroom;巨大な教室???ステージもある。
ドラァグショーはここでやった。

いろんな大きなホール(?)に行くたびに、大学の規模を思い知らされます…さすがバークレー…

📚図書館すごい

図書館も何個もあります。本どこで探したらいいんだろうと思っていたら、授業で使う本はほとんどオンラインで読めるようになっていました。電子化もすごい。

図書館が幾つもあるっていうこと自体すごいんですけど、そのうちの一つがとてつもなくゴージャスでした。

ここはドウ図書館。
ここではパソコン禁止で、みんな本を読んでいました。
これも多分ドウ図書館。バンクロフト図書館と繋がってるから、そっちの可能性もある。
もはや広すぎて迷路です。

だけど、すごいのは外観・内観だけじゃないんです!!
本だけじゃなくて、絵も借りられるの!!これ↓、借りれる絵のリストです。

ドウ図書館の中でも、みんなが選べるように絵が並んでた

数ヶ月絵を借りて、部屋に飾って、それを返したらまた他のを借りて飾って…って優雅な生活が送れるなんて、すっばらしくないですか!?

👑オリエンテーションでドラァグショーする

これ、バークレーならではで、本当にすごいと思います。
詳しくは違う記事で書いてるので読んでね↓


とにかく、バークレーは環境が素晴らしいです。
日本ではないくらいの大規模な学校は、施設もさすがにすごいなぁ、と思いました。


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