仮想通貨って何?【きっかけはどこにも頼らない通貨の切望】
おはようございます。”おこめさん”です。
昨日、仮想通貨の勉強会に参加してきました。(わかる人にはわかる。この会自体も怪しくないよ)
今日はそこで学んだ基礎的な知識を改めて文章にすることで、自分の中にさらに落とし込みたいと考えています。
アウトプットの場として使わせて下さい(いつもそうかも)
ということで今日のテーマは学校では教わらない「仮想通貨ってなあに?」編です。
おこめさん→教員10年の後、4月から独立、6月からオンライン塾を開校予定。2021年3月末まで半年間の育休取得の2児のパパ。
※ここでいう学校では教えてくれないというのは、公教育の土台の中にこのカリキュラムが組まれていない(そんな隙間がない)ということで、熱心な先生の中には個人的に伝えている方もいらっしゃいます。ただ、仕組みとしてはそうなっていないよね という問題提起も含めてです。
仮想通貨って何?
デジタルな通貨、お金のことです。
こう聞くと「ん?最近よくあるPAYPAYとか?楽天ポイントとかのこと?」
ってなると思いますが、それらとはまた違うものなんです。
PAYPAY、楽天ポイント、楽天Edy、メルペイなどなどは電子マネーというやつです。
電子マネーはあくまでもどこかの企業が作ったものであるのに対して、仮想通貨はどこかの企業が作ったものではありません。
では円やドルと同じものなのか…というとそれもちょっと違います。
仮想通貨は世界で使える、国や企業に依存しないデジタル通貨ということです。
どこかの国や企業が作っているお金ではなく、世界共通のお金という認識ですね。
感覚は電子マネーのそれと似ていて、目に見えるお金をやりとりするのではなく、あくまでもデジタルの画面上でお金をやりとりするイメージです。
さらに仮想通貨にも電子マネー同様、さまざまな種類があって
日本円で買えるものだけでも
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
リップル(XRP)
ビットコインキャッシュ(BCH)
ライトコイン(LTC)
イーサリアムクラシック(ETC)
モナコイン(MONA)
ネム(NEM)
があるそうです。
この中でも一番のユーザー数を誇るのがビットコインです。(その他の通貨はビットコインをコピーしてアレンジしたもの)
仮想通貨のしくみ
仮想通貨は国や企業が発行しないお金なのですが、そうすると一体誰が管理するの?という疑問がわいてきます。
そもそも通貨に関しては、日本を信頼するから円というものの価値が認められているわけですよね。
今日100円のものが明日も100円である、
こういう当たり前の感覚は日本が明日もちゃんと存在するという信頼から成り立っているわけです。
楽天PAYやPAYPAYにも同じことがいえます。
明日楽天がなくなっているかも…
そんな風に考えると現金をチャージしたりするのは怖くてできませんよね。
そうやってお金というものは国や企業を信頼するからその価値が成り立っているわけです。
では仮想通貨はどうなんだって話になります。
どこかの国や企業に頼らない独立したお金である仮想通貨は、みんなで相互監視することでその価値を保っています。
具体的にはPCに仮想通貨監視用のアプリ?のようなものをインストールして、そのアプリ上で相互監視しているそうです。
これによって、例えば誰かが送金されている仮想通貨のデータを書き換えたとしても、それを別の誰かがすぐに見つけて修正する、ということが行われるそうです。(ちなみにこのデータは匿名で、数字とかだけが見れるようになっています)
これらのシステムは暗号理論というもので作られていて、さらに通貨という形以上に株や債券などにもなりうることから、仮想通貨を暗号資産ともいうようになりました。(法律の改正も関係しているそう)
何がいいの?
国や企業に依存しない通貨というカタチ自体に価値があるといいます。
国の財政が悪化した時、その通貨の価値が大きく上下してしまう、ということはこれまでも世界中で起きてきました。
例えばジンバブエという国ではハイパーインフレが起きて、最終的に
35000兆ジンバブエドル=1ドル=122円
というとんでもなく通貨の価値が下がってしまいました。
その結果、誰も使わなくなり、ただの紙切れとなったそうです。
このようなことが世界で今も起きているんです。
これからも起きないとは限らない、
企業に依存するお金では会社の不正が起きないとは限りません。
データが間違っている可能性もあります。
セキュリティが弱い可能性もあるわけです。
つまり、どこまでいっても企業や国に頼る通貨は完璧ではなく、それならどこにも頼らずに通貨として機能するものをつくるぞ!という発想でうまれたものがこの仮想通貨(暗号資産)なわけです。
さらにお金をやりとりする際にも、銀行間でのやりとりだと当然利用料が発生します。また、銀行を銀行として維持させるためにも料金がかかっているといいます。
ただ、お金を送るだけなのに、それ以外の部分にお金が発生していて、そのお金を負担しないといけなくなっている。
それに対して仮想通貨では ダイレクトに どこの企業や国に依存する形をとらずに送れるようになったのです。(ここにもシステムの維持費などの関係で多少の利用料が必要)
危ないんでしょ?
気になるのは安全性です。
企業や国に依存しないのはわかったけど、そうやって誰かが責任をもってちゃんと管理してくれてるのが安心につながっていたのに、相互に監視し合うってなんか不安
そう感じると思います。
だけど、例えばビットコインのユーザーは世界中にいて、しかも一人一台のPCどころか、一人が何千、何万というPCを所有して、監視している人もいるので、基本的に不正が起きにくい状態になっています。
(この人はただ監視したい良い人っていうよりは、仮想通貨の取引の際、正しく早くチェック出来た人に報酬が入る仕組みがある。だからたくさんのPCを駆使して誰よりも早くチェックしてやるぞ!となる)
ただし、例えば 誰かが不正に金額を書き換えたとして、それをNGという人が49%、あってるという人が51%いてしまえば、その不正は正しい値として通ってしまうことになるそうです。
なので、マイナーな仮想通貨、ユーザーが少ないものに関しては、悪い人たちがたくさんのPCを導入し、不正利用するということが可能にはなってくるそうです。(実際過去にもあったそう)
そういう点ではユーザー数の多い仮想通貨を利用することが最低限必要になるわけです。(10兆台のPCが接続しているところで過半数をとろうとすると、5兆台のPCを用意しないといけない。そのためには莫大なお金がかかる上に、確実に不正利用できる保証もない)
ロマンがある
そもそも仮想通貨というものはサトシナカモトという謎の人物がビットコインの論文を発表したことからはじまったそうです。
そこから、その論文を見た人たちが一緒になってシステムを作っていった。
最初はその価値がはっきり定まっていなかったビットコインですが、
あるときピザを2枚注文したそうです。
その金額が10000BTCだったそう。
まだ1BTCが何ドル、何円かもわかっていないときにした最初の取引がこれです。
これだけを見るとビットコインですっごい価値が低いのかって思いますが、BTCの現在のレートを見ると1BTC=6209442.75円 というとんでもないことになっていました。
つまり最初にピザ2枚を売った、ピザ屋さんには6209442円×10000=62094420000円が入っていた計算になります。(620億!?)
このピザ2枚をきっかけに徐々にビットコインの通貨としての信用が築かれていき(ユーザーが増えるほど不正利用できない)現在に至るそうです。
おわりに
なんだかよくわからなかった仮想通貨
知らないから、怪しい、怖い
そんなイメージが先行してしまっている自分がいました。
きっかけは国や企業に依存しない通貨を作りたい
そんな思いからはじまったこの仮想通貨。
ここにはなんだかロマンといえるような素敵な思いがちゃんと詰まっていたんだ、
そう知れただけでもなんだかだけど心がすっきりしました。
今日もここまで読んでくださってありがとうございました。
ブログ こめたか
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