人生の土台、自信の育み方【適切な成功体験の積み上げが大事】
おはようございます。”おこめさん”です。
親として子どもたちにつけさせたい力ってたくさんありますよね。
そのために子どもが小さい頃から
英会話のスキルをつけてあげたい
ピアノがひけるようになってほしい
水泳がすべてのスポートの基礎になるからいかせて損はないはず
さまざまな理由で習い事に通わせています。
多くの場合、それらの理由の一番は、子どもに幸せになってほしい
だと思います。
では、なぜそのような力を身につけたら、子どもが幸せになるといえるのでしょうか。
英会話のスキル
→将来世界中の人とコミュニケーションがとれた方が、視野も広がるし、ビジネスの幅の広がる。その結果、子どもがしたい仕事を選ぶこともできる。
ピアノ
→ピアノは左右の手を同時に動かすことで脳の発達に非常にいいと言われている。脳の発達は将来の子どもの学力やその先の仕事の質につながるから。
水泳
→子どもが夢中になるスポーツが何かまだわからないけど、一生懸命取り組もうとしたときに土台となる運動神経が未発達だったら、挫折感を味わったりするかもしれない。
すべては子どもの将来を思ってのことなんですよね。
そんな中、ぼくはそれらよりももっともっと大事な基礎的な力があると思っています。
それは自信です。
自分はできる、自分ならできるはず、自分はやれる!
そんな心の奥底から湧き上がるような自信、これこそが子どもにとって一生涯の支えになってくれる大切な力なのだと思います。
この自信さえあれば世の中がどのように変化しようが、どんな壁が迫ってこようが、自分の力で乗り越えていけるのだと思います。
今日はこの自信についてまとめていきます。
学校では教えてくれない「自信のつけかた」です
参考
※ここでいう学校では教えてくれないというのは、公教育の土台の中にこのカリキュラムが組まれていない(そんな隙間がない)ということで、熱心な先生の中には個人的に伝えている方もいらっしゃいます。ただし、仕組みとしてはそうなっていないよね という問題提起も含めてです。
おこめさん→現在育休中の2児のパパ。教員10年目。2021年4月に独立し、オンライン塾を開校予定。
そもそも自信って何?
よく言われるものが 自己肯定感や自己有用感、自己効力感です。
自己肯定感=自分の存在(意義・意味)を信じる感情。自分で自分を肯定する感情。「自尊感情」とも言います。
自己有用感=自分が有用だと思える感情。他者との関係で、自分の存在が誰かの役に立っている、貢献していると認識出来る時に、起きる感情です。
自己効力感=自分の能力を信じる感情。(何かをするにあたって)自信がある状態。
とくに子どもにつけさせたいこととしてよく耳にするのが自己肯定感です。
これは家庭の中でもっとも育みたい力の一つです。
どんなときにでも、ありのままの自分に価値を感じる。そんな感情だと言えます。
よく根拠のない自信といわれる部分はこれに影響される部分が大きいです。
自己有用感は、他者の存在を前提として自分の存在価値を感じることです。自分は誰かに必要とされている、誰かの役に立ちたい、そんな感情です。
最後の自己効力感、これがいわゆる自信に近いもので、成功体験の積み上げなどによって養われる力です。
自分は○○ができたんだから、できるやつだ!
▼▼を乗り越えられたんだから、次も乗り越えられるはず!
そうやって根拠をもって自分の能力を信じる力のことです。
自信、自己効力感の育て方
自己効力感という考えを提唱した心理学者バンデューラは5つの方法があるといいます。
①成功体験を積み上げる
②周りの成功体験を見る
③言葉で自分の能力やできたことを認めてもらう
④成功のイメージを持つ
⑤体調や気分を整える
とくに効果があるのが①成功体験を積み上げる です。
子どもに少しずつ成功体験を積み上げさせることで、自信をつけさせることができるということです。
このとき、簡単すぎる成功体験はあまり意味がないこともわかっています。
大事なのは、自分で自分を認めてあげられる、自分ってすごいやつだって思えることです。
そのため、達成する課題の難易度が非常に大切になってきます。
難しすぎず、簡単すぎずです。
例えば、5歳の子どもに
歩けてるね!
っていくら声をかけても、自信にはつながらないですよね。
それよりも
縄跳びの後ろ飛びができるようになってる!たくさん練習したからだね!
と声をかけた方が良さそうですよね。
これは自分ができなかったことが練習によってできるようになった、自分はすごい!できるやつだ!
って思える一つの声かけの例です。
このことを知っているか知らないかだけで、子どもへの声掛けが変わってきます。
また、子どもに挑戦させたいと願う親の思いも、実はこういう自信につなげさせたいという部分があるのだと思います。(さまざまなことができるようになった自分に自信を感じてほしい)
ただし、自信を高めさせるときに注意があります。
それはまわりとの比較によって高めることです。
まわりとの比較はくせになります。
○○ちゃんはできないのに、あなたはできる、それってすごいこと
これは周りとの比較によって子どもを認めていることになります。
比較対象が低ければ自分が高まりやすいと感じます。
また、まわりとの比較を続けたその先には一生誰かとの比較によって歩む人生が待っています。
そしてそれらには終わりがありません。
クラスで一番になる→学年で一番→偏差値の高い学校に入る→その中でクラスの一番→学年で一番→日本で一番→世界で…
いつか負けるときが来て、そうなると自分を保てなくなります。
下を見てなんとか保とうとします。
子どもには、まわりの状況に左右されるような自信ではなく、あくまでも自分自身を心の底から信じれる、そういう力をつけてあげたいものです。
そんな意味でも、昨日の自信積み上げシートなどは有効なのだと思います。(誰かよりできたではなく、自分が何ができるようになったのかを記録するものから)
おわりに
これらの視点から、ぼくが2021年に開校する予定の塾おはこや(仮)では
早起きと勉強の習慣を身につけられたという成功体験と
幅広い知識による生涯学習力の習得
毎日、生徒間や教師によるポジティブなフィードバック
によって自信をつけさせることを目的としています。
まだお見せ出来る状況までは来ていませんが、4月には何らかの形で紹介をさせてください。
今日もここまで読んでくださってありがとうございました。
そして、いつも スキ フォロー イイね ありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いします。
ブログ こめたか
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