あいまいな記憶が役に立つ【AIにはできないあいまいに覚えるという技術】#756
おはようございます。
11/25 子どもたちを迎えにいったとき、校庭をかけていく子どもたちの姿をみて、「あと何回この景色が見れるんだろうかな」としんみりしました。手がかかるのも今だけ。そう思うと毎日の送り迎えも大切にしたいものです。 おもいをこめる おこめさんです。
今日は「あいまいな記憶が役に立つ」というテーマです。
参考:進化しすぎた脳
おこめさん→10年の公立中学校勤務を経て独立。”自ら学ぶ力をつける”オンライン塾を設立・運営。不登校生たちの安心できる居場所作りのため、オンラインフリースクールフォレストも運営。半年の育休を取得した朝活大好き2児のパパ
▼こちらをみてください
苦い 砂糖 クッキー 食べる おいしい 心 タルト チョコレート パイ 味 マーマレード 甘酸っぱい ヌガー イチゴ 蜂蜜 プリン
▼何が書かれていた?
「堅い 味 甘い」
のどれが入っていたでしょう?
(上を見返さないでくださいね)
正解は
どれも入っていませんでした。。
おそらく皆さん、「甘い」と答えられたんじゃないでしょうか
(ぼくもそうでした)
これが脳の面白いところで、様々な概念や単語をみたときに
脳の中で勝手に解釈して だいたいこういうことが書いてあったよね
と記録するのです。
このとき大事になるのは そのままの情報を記録していない という部分です。
では何のためにそのままを記録しないように進化したのでしょうか。
・全部覚えたら脳がパンクしてしまう
・圧縮することで脳の容量をあける
いろいろ浮かぶと思いますが、一番の目的は
臨機応変な適応力をもたせるため です。
情報を写真を覚えるように記憶するようになると
環境や状況が変わってしまうと、対応できないのです。
例えば、通学路も風景も含めて完璧に記憶するとしたら、朝と夕方でまったく違う道として記憶することになります。
文字だってそうで、みんなそれぞれ書き方の癖があり、違った文字になっている、けど読めます。それはそれぞれの文字を抽象的に記憶していて「あ」というのはこういう形をしているという認識をしているのです。
これがちょっと曲がった「あ」を「あ」と読むことができない となれば
すごく生きづらいですよね。
こういう適応する力をつけるためにあえて人間の脳は進化の過程で あいまいな記憶ができるようになっていったそうです。
ちなみに鳥とかは記憶が正確で写真をとったように覚えているそうで、だから少し配置がかわっただけで別の場所と勘違いしてしまったり、別の課題がでてくるのだそうです。
▼この本から学んだこと
抽象化できるのが脳の優れたところ
すべてを詳細に覚えている必要はなくて
つまりこういうことだよね と概念を抽出して自分の頭に認識させる
そういうことをとおして情報を圧縮化できたり、自分なりの情報としてインプットができる
数字の羅列をそのまま覚えるというのは無機質で、自分なりの受け取り方になっていないし
そういう力はむしろコンピューターの方が優れていて、そういう力は任せてしまえばいい
人間が人間として生きるというのは むしろ忘れること ものごとを抽象的に捉えて自分なりに解釈して、自分なりにインプットしておくことなんだなとぼくなりに捉えました。(完璧に覚えておくのが苦手なぼくもこれでいいんだと思えた)
これが皆さんにとって何の役に立つかはわかりませんが、少なくとも自分には感動級の情報だったのでシェアしました。
今日もここまで読んでくださってありがとうございました。
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