どんな大人になりたい?【バスケットチームの選手に問いかけた】#636
おはようございます。
7/24 バスケチームの子どもたちにダブルゴールの大切さをとき、それぞれのゴールを描く講座をやってきました。子どもたちがそれまでなんとなく思っていた理想の大人像がだんだんとはっきり見えてくる感じがめっちゃいいなぁって思ったおこめさんです。
昨日、自分の中のはじめての試みとして、バスケットのクラブチームに「ダブルゴールを描く」ための外部講師として講座をやってきました。
(ここでいうダブルゴールとは、人生としてのゴールとバスケ選手としてのゴールの2つを指します)
今日はそのことを振り返ってみて、言葉にしてこうと思います。
おこめさん→10年の公立中学校勤務を経て独立。公立学校を外側から支えるために、オンライン塾を設立・運営。子ども~大人までを対象としたライフビジョンコーチとしても活動。半年の育休を取得した朝活大好き2児のパパ
▼きっかけ
は元同僚から声をかけていただいたことでした。
選手としての成長 で終わってはいけない
バスケットに夢中になることが長い人生において、理想的な自分にもつながっていけるような
そんなバスケ人生を歩んでほしいと
そんな思いから「子どもたちにとってのダブルゴールを引き出してほしい」という形で提案いただきました。
▼あえて外部のぼくに声をかけてくれた
本来はそういったことは指導者自身がそのままやっていく っていうことがほとんどだと思います
でも、あえて自分の手を離して ぼくという外部の力に頼る選択をした
っていうのがすごいことだなって思うのです
(なんでも自分でやるっていう形ではなく、頼れるところは頼る、むしろいろいろな人の力を合わせながらチームを作っていくっていう発想)
▼こんな感じでやってみた
参加者は5人の中学生
最初に関係性をつくるっていうのを大事にしました。
ある程度なんでもいいあえる雰囲気作り というか
そういうことが作れていないとどれだけこちらから質問しても、それに対して素直に答えるっていう状況にはならないと思うから
自己紹介などやアイスブレイクでふんわりとした雰囲気をつくってから本題に入りました。
ゴールの必要性を一緒に考えたのち
実際にダブルゴールを描くっていうことをやっていきました。
全体に説明してからワークシートを配り、
あとはひたすらにみんなの書いたことに対して、一人ひとり質問を投げていきました。
例えば、どんな大人になりたい?に対して
誰に対しても平等にできる大人 と答えた子に対して
「平等ってどういうこと?」と聞くと
「人見知りがない」「誰に対しても同じ様子で接する」
っていうのが返ってきました
さらに聞いていくと
「表面的な感じで平等っていうことじゃなくって、ちゃんと思いを聞いたり深いところまでわかった上で平等に接したい」
そんな思いが見えてきました。
こんなかたちで、最初にぱっとでてきた理想の大人像をいろんな角度から質問していくことで、その子なりの理想像が具体的に見えてきます。
これをさらにバスケ選手としての理想
っていうテーマでもやっていったのでした。
例えば、
ステフィン・カリーのような選手
↓
シュートがうまい
↓
どんな厳しいときにもシュートを決めることができる
↓
パス回しもうまい
↓
チーム全体をひっぱっていく
↓
パス回しもできるし、シュートの決定率も高い そんな選手になりたい
そんな形で理想の選手像も描いていくことができていました。
▼どこに向いたいのか
そこが見えていないと、なんとなく目の前の練習をこなす
そんな形になってしまいがちです。
でもこうしてそれぞれにとっての理想を描くことを通して
そこに向かうための具体的な目標をたてることができるようになります
ただ、なんとなくシュートが苦手だからシュート練習をする
ではなく
ステフィン・カリーのようにシュートを決められるようになりたい
(どんな姿勢からも決められる、一つ一つのテクニックが安定している)
というはっきりとしたイメージを持って練習に取り組むことで
確実に瞬間瞬間の練習の質があがっていくはずです。
▼まだまだ
とはいっても、今回描いていったのは 子どもたちからしたら少し先の未来の大人像(選手像)でした。
ここから、そこに向かうための具体的な行動を 長期~短期に向けて目標という形で考えていくことも大切になってきます。(それはまた次の機会に)
ただ、絶対に大事なのはその順番
つい短期的な目標を決めて、ひたすらそこに向かうっていう形をとりがちですが、(シュートの成功率をあげる)
まずはもっと先にあるそれぞれの理想像をもった上で、手前の短期的な目標を描いていくっていうのが大事なステップだと思います。
▼新たな境地
こういう関わり方は今回のことがはじめてだったのですが、どのスポーツでも大切な過程であるってことを実感できました。
こういった形で子どもたちの夢中を支えるってことにも強い魅力を感じました。
どんどんこういう機会があったら飛び込んでいきます。
今日もここまで読んでくださってありがとうございました。
(今日ははじめての科学教室開催、頑張ってきます)
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