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チバユウスケさんを偲んで
2023年12月5日(火)、何気なくネットを開いたら「歌手のチバユウスケさん死去」という見出しのニュースが目に入った。
一瞬、何かの間違いかと思ったけど、あの「チバユウスケ」以外の別のチバユウスケがいるわけでもなくまぎれもなく彼だった。
今年4月の食道がん公表のニュースを見たとき、きっと元気になって戻ってくると思っていたけどその願いは叶わず…。
この日、仕事が休みで家でゆっくりしていたところだったけど、もし仕事だったらあまりにもショックが大きすぎて仕事が手につかなかったかもしれない。
今では、The Birthdayのチバユウスケかもしれないが、私にとってはTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT(ミッシェルガンエレファント)のチバユウスケの印象が大きい。
ミッシェルガンエレファント(以下、ミッシェル)にハマっていた高校生の頃、ジャンル問わず様々な音楽を聞いていたけど、私にロックバンドのかっこよさを教えてくれたのはミッシェルだった。
バンド全員が黒のスーツを着こなし、多くを語らないような寡黙な演奏、そしてチバさんの声。私はまったく楽器演奏ができなかったので、真似するようなことはなかったけど見ているだけで憧れのバンドだった。
そんなミッシェルを初めて目の前で見れたのが、2000年6月9日の沖縄市民会館での「WORLD CASANOVA SNAKE TOUR」。バンドのライブ自体に行くのも初めてだったこともあり、真っ暗なステージにゴッドファーザーのテーマとともに登場する彼らにものすごく興奮したのを覚えている。しかもこの日は6月9日、ロックの日。チバさんもこのことに触れ、観客を煽っていたのが懐かしい。
歌詞が「CISCO!!!!」だけの曲・CISCO。ライブでこそ盛り上がる名曲だと思う。
私にとって2回目となる生チバユウスケは、2005年9月3日の宜野湾海浜公園屋外劇場での「The Tug of Rock'n Roll 05 "Revenge」。ACIDMAN、レミオロメン、175R、BUMP OF CHICKEN、斉藤和義など、当時の沖縄では考えられないような豪華アーティストが集まった野外フェスに、ROSSOとしてチバさん参戦。
正直言うと、当時ROSSOの曲はちゃんと聴いていなかったのでライブで演奏された曲は知らなかったのだが、チバさんのパファーマンスを見ることができただけで幸せな時間だった。
そして、The Birthday。生ライブを見ることは叶わなかったけど、映画『THE FIRST SLAM DUNK』でのオープニング曲「LOVE ROCKETS」が最高でした。世間では10-FEETの第ゼロ感が盛り上がりすぎてたけど、「The Birthdayにももっと触れてくれよ」と思っていました。
私にとって最高のロックスター・チバユウスケ。当時から私の周りにミッシェルのことやチバさんのことを知る人がほとんどいなかったため、今回の件についてもこの悲しみをリアルに共有する人がいないので、せめてこちらで思いを書かせてもらいました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
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