短編映画『カメラを止めるな!リモート大作戦!』に泣かされました。
2018年に口コミで広がり大ヒットした『カメラを止めるな!』をご存知ですか?
新型コロナウイルス感染拡大防止のために不要不急の外出が自粛となっている今の状況。そのような中で、役者やスタッフが自宅から出ずに、”完全リモート”という手法で制作された映画が『カメラを止めるな!リモート大作戦!』です。
コメディっぽい内容かなと思って見ていたら、終盤に泣いてしまいました。
落ち着いたら何がしたい?
作品後半で、日暮晴美(しゅはまはるみ)が娘・日暮真央(真魚)に「落ち着いたら、あんた何したい?」と問いかけます。
その問いに、真央は「舞台を観に行きたい」「居酒屋で朝まで飲みたい」などと、やりたいことを口にします。そして、涙目になりながらも「外を走り回って映画を撮りたいよ」と思いを伝えます。
その言葉に晴美は「全部やるよ。落ち着いたらぜーんぶやるの、それ」と返す。このやり取りを無言で頷きながら聞いている、父・日暮隆之(濱津隆之)の表情が素敵です。
映画の中のやり取りなので、涙目になりながら喋っているのは演技だとは思いますが、演者である真魚さんの本音も少なからず入っているのではないでしょうか。いや、入っててほしいです!
当たり前にあるものの存在の大きさ
多くの人がやりたいことを制限されるという、これまで経験したことのないような非日常の日々が続く今のこの状況。多くの業界の人々が、自分たちの業界を守ろうと頑張っています。
これまで当たり前にあると思っていたものが、急になくなってしまう。この状況だからこそ、当たり前にあるものの存在の大きさに気付かされることが多い日々です。
30分もない短編映画なので、『カメラを止めるな!』を知らない方にもぜひ一度は見てもらいたいです。業界に携わる人々の熱い思いが伝わってくると思います。
最後の一言が心に響きます。
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