けっきょくカレーとかハンバーグが好き

食通ではないからおいしい料理とはというテーマで語れはしないが、やっぱりカレーやハンバーグに落ち着いてしまった。
肉は粗挽きでなくてはならないとか、スパイスは10種は入れてほしいしターメリックは欠かせないといった要望もない。
市販のでもそれなりに満足する。

それこそ新卒すぐの頃とかは経済的に多少の余裕が出来たためこじゃれた店にも行ったこともあった。
好きな料理ランキングのことを、もっとおいしいもんあるやろwww小中学生にしか聞いてへんのかwwwと鼻で笑っていた時期もあった。
それまで踏み入れたことのない世界を経験して、はしゃいでいたのだろう。

が、やっぱり王道は正義だった。
小学生とか関係なく、おいしいものは誰が食べてもおいしいのだ。

初めての定食屋さんに入って、いまいちメニューにピンと来なくても、カレーがあったらだいたい正解だ。
逆に、カレーがおいしくないお店なんて行かなくていい。

王道を歩まず、定番なんて選ばないことがカッコいいと思っていた。
定番なんてものからは卒業や!これからは人と違うことをしたんねん!とイキっていた。
大学生のときにひとりで地中海にバカンスに行ったのも、周りの大学生があまりに東南アジアを旅行していたため、違うことをしたい!と思ったためだ。
今でもその傾向は多少あるが、以前ほど尖ってはいない。
ユニクロでも買い物するし、韓国旅行もする。

周りがしているかどうかではなく、自分が何をしたいかという基準で行動するようになったのかもしれない。

ユニクロの服もほしいと思ったから買ったし、韓国で本場のビビンバやサムゲタンを食べたかったから旅行しただけだ。
ストリートスナップでたまに見かける奇抜なファッションをする人も、ファッションがシンプルに好きなのだろう。

ごちゃごちゃ言わずに「したいからしたい」で動いたほうが楽しいし、そっちのほうが人間ぽい。
案外、周りは自分なんて見ていないし、そうだったら周りを気にするより自分がしたいことをしたほうがいいに決まってる。

好きな料理は?と聞かれたら、素直にカレーとハンバーグが好きですと言おう。
王道は王道たる所以がある。
本当に好まれるものだから、定番料理の座に君臨し続けている。

みんなやっぱり定番が好きなのだ。


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