芸術を食べる店?【創作串揚94 】
串揚げと聞いて何を想像しますか?
もやし的には串に刺さった一口大のフライ。
また、つまみには手軽な反面、お腹を満たすには数が必要です。
自宅で用意するとなるとかなり面倒ですが、外食だと安く手軽に楽しめる料理ですよね。
ちなみにもやしはソースはタッパーの海に沈めるより、掛ける方が好きです。
そんな個人的な好みはさておき。
先日すごいお店に行ってきました。
そのお店は今はなき『幸華』という、串揚げ屋さんが出した二号店。
ずっと行きたかったのですが、残念ながら機会がなくこの度ようやく恵まれました。
なんて前置きはともかく、今回はバンバン写真を上げていきますよっ!
外観は落ち着いた雰囲気。
自動扉を抜けると、さらなるお洒落さに心を射抜かれる。
店の中央に調理場と客席を二分するカウンター。
テーブル席はなく、回らない寿司屋を彷彿とさせるような佇まい。
外から中が見えないので、まさかこんな作りになっていようとは……。
あまりのハイセンスに自身の場違いを疑うほど。
『串揚げだからニオイがつくだろう』
そう勘ぐってコートを置いてきたのに、油臭さなどなくただ寒い思いをしただけでした。
煙を吸う焼肉屋さんにも驚かされましたが、同じような衝撃ですよ。
立ち位置のわからないテンションは、さらに拍車を掛けて迷走します。
というのも――
メニューがないのです
いや、確かにメニュー表はあります。
ただ……もやしの想定しているものとは全く違ったのが問題でした。
……はい、写真忘れましたよねっ!
あんなに今回はいっぱいだよって言いつつ、まだ、ないっ!
詐欺じゃないですよっ! ここからですから!
ともあれ、メニュー表には――
・串揚げ10本:4500円
・串揚げ20本:7500円
・串揚げ30本:10500円
ひゃっふーなかなかのお値段!
お手軽メニューはどこへ?!
ていうか、席に着いたら勝手に出てくるスタイルで、いらなくなったところで止めるとのこと。
なんという店に来てしまったのだ、とガクブルしながら席に着く……時点で4500円である。
そう、この時点――え、何これ。最初からずっとおしゃれ度がやばい。
中央のゆで卵は自分で潰してタルタルに育てるとのこと。
ドリンクは自家製ジンジャーエールを頼みました。後味に甘味を感じてとてもおいしい。
ちなみに説明がまったくありませんでしたが、野菜スティックとバゲットは無くなり次第補充される仕様でした。
そうして訪れる至福の数々。
フライの衣に包まれているため、振り返ってみてもほとんど内容が不明です。
なのでダイジェスト版でお送りいたします。
とにかくわけのわからない串揚げばかり(※誉め言葉)。
一本一本が上品かつ驚きと美味しさを提供してくれます。
ただ困ったことに、この日は特に飢えていたので少量なのが玉に瑕。
それでもニ十本と掛からずお腹は満たされ、〆のお茶漬け。
デザート串にコーヒーと抹茶ブリュレでフィニッシュでした。
いやぁ、串揚げってもっと大衆的だと思っていたんですけどね。
堪能させていただきました。
あ、お会計ですか?
そうですね、一人8000円ほどでしたね……おっふ……。
今回で価格帯も把握しましたし、次からは覚悟を決めて再チャレンジしたいと思います!
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