香りという趣味を棚卸しする
お香や香水みたいな、香り系の趣味を持ったのは最近のことだ。いい香りのするものを持っていると落ち着く。最近ではタマザラシに香水をかけたりした。タマザラシ、ごめんな。
興味本位で始めた香り関係の趣味だが、なかなかにハマっている。香りに身を任せてのんびりするのも悪くないと思えるようになったのかもしれない。
今回は、そんな香りという趣味について綴っていこう。
きっかけは「自分を癒したい」
お香を始めるきっかけと香水を始めるきっかけは別物だが、両者に共通しているのは「自分を癒したい」という気持ちだった。
先に始めたのは香水の方だが、ちょうどその頃、自分は仕事に疲れていた。個人的感情の問題だし、相手もいることなので詳しくは書けないが、ちょっとしたゴタゴタがあり、自分の中で何かがブレてしまった感じがあったのだ。
だから、せめて自分を癒したかった。自分で自分を癒せるようになれば、ブレたことによるモヤモヤを即座に消化できなくとも精神が保つと思ったのである。
つまり、享楽として楽しむというよりは薬のような使い道を求めて香りの趣味を始めたことになる。人生は何が起こるかわからない。
「お寺」が落ち着く?
お香にハマってからは凄かった。暇さえあればお香を焚いていた。仲間に「焚きすぎ注意」と止められて少し落ち着いたが、中毒かのようにお香を吸っていた。
そんな大量に焚く生活の中で、自分の好みの香りがわかってきた気がする。どうも自分は「お寺っぽい香り」が好きらしい。
自分が今のところ好きな系統の香りは、「白檀」「シダーウッド」「キンモクセイ」あたりだ。キンモクセイは例外として、残り2つは比較的お寺っぽい香りがするものだと思う。
自分はお寺の子供でもないし、仏教が好きでもないので、なぜお寺っぽい香りを好むのかはわからない。(ちなみに、仏教は両親祖父母から押し付けられていたことで、一時期嫌いだった。)
香水だと「さわやか系」が好きらしい
じゃあ香水はどうなんだというと、香水は「さわやか系」が好きなようだ。
香水は定期便みたいなやつで、毎月いろんな香りをお試しできるやつをやっている。だから、詳しい香り名や香水の銘柄は全くもって知らない。
だが、以前注文したさわやか系の香りが、自分の好みにすごく合っている感じがしたのだ(これも銘柄はわからない)。
フルーツみたいなみずみずしいものが好きだから、さわやか系の香りが好きなのだろうか。でも、フルーツ自体がテーマの香水はちょっと甘ったるく感じる。全くの謎だ。
趣味としてはまだまだ道半ば
最近激ハマりしているお香ではあるが、自分の趣味歴史の中で見ると1番の新参者だ。まだまだ自分は香りについて知らない。
知らないということは、深掘りしがいのある趣味であることの表れともいえる。
世界にはまだ自分の知らない香りがある。こんなワクワクすることはない。
新しい趣味を喜び、堪能する。自分にとって1番の香りを見つけたい。