『キャリア教育の心理学』下村英雄(2009)
大学の図書館で手に取り、わかりやすそうだったので読んでみることに。
内容メモ
・キャリアとは道を車がずっと通っていくような「続くもの」という考え方が重要になってくる。
・キャリア教育は修学旅行と似ているところがある。
・キャリア教育の本質をひとことでいうと「まぜる」。
・「頭脳労働」「肉体労働」「感情労働」→頭を使うか、体を使うか、気を使うか
・子どもの職業希望は純粋な「夢」や「憧れ」を反映したものというより、他者と比較をした結果から出てくる。また、どちらかというと「やりたくないこと」を排除するところから始まる。(ゴッドフレッドソン理論)
・プラントの「グリーンガイダンス」という主張。「エコノミー」から「エコロジー」へ。環境教育もキャリア教育の枠組み内で行われるべき。
感想
・内容が整理されていて、わかりやすい。
・ところどころ「なるほど」と思うことがあって、キャリアについて再発見がある、そんな本だった。
・修学旅行より中学2年生のときの職業体験のほうが記憶に残っている。そのぐらい自分にとって大きい経験だったように思うけど、他の人はどうなんだろう?
・「まぜる」という言葉があったが、いろんなアプローチでキャリア教育に関わることは可能。キャリアの専門家はスペシャリストのようでジェネラリストでは?と自分は思う。