グローバリゼーションの歴史

藤原直哉さんのグローバリゼーションの歴史の解説が秀逸なので、要点をまとめます。元ソースはこの動画です。

この図が全体の説明図になります。
重要なので、スクショを貼ります。
主要国は、日本、サウジ、中国、そして中心の米国です。

終戦後、世界の交易通貨は、圧倒的に国力の勝ったアメリカのドル中心であった。

第一段階 日本編
日本の優れた技による製品(繊維、鉄鋼、自動車、電機等)を米国はドルで支払って大量に輸入。
その結果、日本にドルが一方的に流れ、アメリカは貿易赤字になり国内はインフレに。
そこで、日本に米国債を買わせ、ドルを米国に還流させる。
日本は米国債で大量のドルの運用ができるので双方WinWin。
そのために日本の金利を米国より低く抑えておく。
日本が言うことを聞くように軍事で脅かす。

第二段階 サウジ編
石油決済通貨を米ドルに指定し、米国はドルを刷るだけで石油が買えるようにした。
サウジから石油を買い、ドルはサウジに流出。米国は貿易赤字に。
そこで、日本同様の米国債によるドル還流のほか、インフラ建設の直接投資でドルを米国に還流させる。
日本同様、軍事で脅かす。

第三段階 中国編
日本とサウジのモデルをまっさらの中国に適応。
ドル決済のための米国型金融プラットフォームを中国内に政治力で作らせる。法律、教育も米国型に代えさせる。
そのうえで、何もない中国に直接投資し、生産基盤を整備。
中国にガンガン物を作らせ、できた物を米国が輸入し、代金をドルで払う。
溜まったドルで米国債を買わせる。

第四段階 全世界展開
この中国方式を全世界の国に適用。
言うことを聞かない国は軍事で脅かす。
シリア、イラク、北朝鮮は逆らった数少ない国。
アメリカの赤字が多いほど、ドルの移動が増え、儲かる。
アメリカが衰退すればするほど、グローバリスト(DS)が儲かる。

第五段階 リーマンショック
そのモデルが崩れた契機がリーマンショック。
米国債等金融商品の価値が大暴落し、米国債による還流モデルが機能しなくなってしまった。直接投資による還流も露プーチンの抵抗などにより機能しなくなった。

第六段階 中央銀行による金融緩和
リーマンショックで還流しなくなった対策として、中央銀行の金融緩和を実施。
大量に発行したので、仮想通貨、闇市場、麻薬、裏金など闇に流れた。
ウクライナも同様。闇ドル、DSマネー。

第七段階 トランプによる立て直し
2016年からトランプが立て直しを開始。
金本位制に戻そうとしている。

https://twitter.com/okkkieee/status/1786584015891501514