空き家を利用した『こ』がつながるコワーキングスペース
大洲市高校生チャレンジプログラムでは、A〜Eの5チームに分かれて、それぞれがやりたい事業を形にするために挑戦を続けています。今回は、Cチームのチャレンジをご紹介します。
Cチームのメンバーは、宇都宮さん、清遠さん、笹岡さんです。女の子で構成されたCチームが実現したい事業は、「『こ』がつながるコワーキングスペース」。大洲市内の空き家を活用し、高齢者と子育て世代、高校生が共に過ごせる多世代交流スペースを作ります。
プランの概要は以下となります。
「勉強や仕事、集いの場のマンネリ化に困っている人! 空き家を利用したコワーキングスペースを活用してみませんか? このスペースには会話や飲食、他校の生徒とのかかわりを楽しむことができる場所と、 趣味や勉強、デスクワークなどに没頭できる個室があります。 また、自宅以外の新たな居場所として子連れのコワーキングスペースや、高齢者のコミュニティーなどにも使うことができます」。
メンバーは、イノベーションセンターで直接集まる以外にも、ライン通話を使って話し合いを進めています。10月24日に行われた話し合いでは、コワーキングスペースに必要な設備や、それに伴い必要になってくる費用など具体的な数字を話し合いました。
必要な設備としては、ワンドリンク制にするための「ドリンクバーの機械」、コンビニの商品を販売するための「自動販売機」など。「お金が大変!!」」とメンバーはビジネスを進める上での難しさも実感。メンターの新居さんは、「一つひとつ丁寧に考えてるよね!」とメンバーを励ましながら話し合いを進めていました。
Cチームは、ただ作業をするだけのコワーキングスペースではなく、色々な世代が集え幸福を感じながら繋がっていける空間を作るという、温かい事業を考えています。
最後に、
リーダーである宇都宮さんにお話を伺いました。
「自分の頭で考えた理想を現実に落とし込むことの難しさを感じていますが、工夫をしながら形にしていくことの楽しさも実感しています。「『こ』がつながるコワーキングスペース」は、ボランティアではなくちゃんと利益を埋めるようにしていき、このプロジェクトを知った方々に投資したいと思えるような事業にしていきたいです」。