チャレンジプログラムで培った経験は、きっと世界でも通用するような能力になるはず
8月よりスタートする「大洲市高校生チャレンジプログラム」。「先生から見たチャレンジプログラムについて」や「受験にも役に立つ?」など、高校生の皆さんが気になりそうなことを愛媛大学社会共創学部学部長松村先生にお聞きしました。
大洲市チャレンジプログラムの内容については1つ目の記事を、皆さんを支えてくれるメンターの紹介記事は2つ目の記事をご確認くださいね。
チャレンジプログラムに参加した先輩の声は3つ目の記事をお読みください。
ー高校生が起業にチャレンジする、チャレンジプログラムを先生はどのようにお考えですか?
まず、若いうちにチャレンジすること自体が大切です。チャレンジしても成功するかしないかは分かりません。それでも目標を掲げて自分の気持ちをそこに向けて、自分の時間を使って必死になる。このような経験は若いうちにしておかなきゃいけないと思っています。
特に、自分がチャレンジするだけじゃなくて、仲間や地域の方など誰かと一緒にチャレンジすることは、言葉で言うのは簡単ですがめちゃくちゃ大変です。
コミュニケーションを取ることは当然ですが、他の人と何かをするには、まず自分の中に「伝えたい何か」がないといけないのです。本当のコミュニケーションとは、滑らかに話すことではないと思っています。
ーでは、本当のコミュニケーションとはいったいどんなことなのでしょうか?
「伝えたいことがある」ということです。コミュニケーション能力とは、卓球のラリーのようにスムーズに相手が言ったことに対して打ち返すというイメージをお持ちかもしれませんが、私自身はそうではないと思っています。自分の熱量がこもった会話ができるかどうかではないでしょうか。チャレンジプログラムでは、こういった経験ができる場だと思います。
学校教育では学べないことで、そういう場が大洲にあるということ自体が他の地域よりもアドバンテージが非常に大きい。そこで培った能力は、おそらく日本はもちろんのこと、世界でも通用するような能力を養えるのではないでしょうか。
ー実際、このようなチャレンジプログラムを経験しておくことは大学の入試に有利に働いたりするのでしょうか?
今、大学側もとても変化をしています。どんな風に変化しているかというと、入試制度が変わります。おおよそ半分は今まで通りの共通テストを受けて、個別学力試験を受けて入学する生徒、もう半分は総合型選抜や学校推薦型選抜です。
やはり、大学側も社会に必要とされる人物を輩出しないといけないので・・・。では、どんな人が、社会に必要とされているかというと、「自分の意見が言えるかどうか」「人と建設的な話し合いができるか」「実際に行動できるか」などの素地をもった生徒を育てたいというのがあります。高校生の皆さんは、自分がこのチャレンジプログラムで経験したことを、学部のアドミッションポリシーに合わせて変換してください。
ー変換するとは?
例えば、「テニスでインターハイで優勝しました」という実績があるとします。普通だと、「スポーツ推薦」という話になるのですが、実際は、インターハイ優勝までの間にペアとのコミュニケーションだったり、練習のマネジメントだったりと色々とあるわけです。社会共創学部では、リーダーシップを求めているので、苦労したことなどと掛け合わせて自分にもリーダーシップがあるぞ!って主張してもらう感じですね。「チャレンジプログラムに参加しました」というより、そこから何を学んでどう行動したかなんですよね。
ただ、チャレンジプログラムに参加すると話せるような引き出しはたくさんできると思います。それにとても面白い取り組みなので、面接では必ず面接官の注目を浴びると思います。
ー最後にメッセージをお願いします
私は、「深く大きく考えて行動する」ということを大切にしています。「深く考えているか」「大きく考えているか」「行動しようとしているか」の3つの要素なんですが、特にこの「行動する」ってところは特に大事です。「自分の気持ちに蓋をしていないか」と自分自身に問います。やりたいなって思った人は絶対にやった方がいいです。大変なことや失敗も後から見れば全部経験です。やらずに、「やればよかったな」って後悔するよりは絶対にやった方がいい。たくさんのサポートしてくれる大人を信じて取り組んでほしいですね。
■まとめ
取材の中で先生は、大洲市でチャレンジプログラムを始めようとしている高校生の皆さんはファーストペンギンだとお話しされていました。今、チャレンジした皆さんの後ろにはきっと次に続く人が多くいるはずです。気になっているかたは、ぜひチャレンジしてみてください。
■動画はこちら
■応募方法
1,LINEからお友だち登録をしてください
2,LINEメニューから「参加申込フォーム」を送信してください
3,参加確定の連絡をラインから受け取ってください
■最後に
応募は7月31日までです!8月2日のキックオフイベントでお会いできることを楽しみにしています。
申込・詳細は、以下リンクからLINEからお願いします。
https://utage-system.com/line/open/fQPi03ZR35ae
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