見出し画像

TREND COREモデルデータ作成マニュアル{三面図の登録編}


はじめに

 福井コンピューター様のTREND-COREを用いて橋台のモデルデータを作成するためのマニュアルを作成しました。
 いきなり作成するにはハードルも高いですし、サポートに電話しても中々繋がらない又は営業時間外に作成したい等、様々な理由で困っている人も多いのではないでしょうか?
 私もICT内製化コンサルティング・サポートを行っていますがタイムリーにレクチャー出来ない場合も多々あり、本ページを共有することでメリットがあると考えて何回かに分けて公開します。
なお、今回はモデルデータが貸与された場合と仮定してモデルデータに三面図を取り込む作業です。モデルデータがない場合(自ら作成する場合)は平面図を取り込んで基礎部分を先にモデル作成するなど行った後に正面図・側面図を取込・登録してモデル構築する必要があります。

三面図の取込

[三面図]-[平面図]を選択。構造図読み込み前なら’平面図’でも’正面図/側面図’どちらからでもいい。今回は正面図から貼り付けるのでそちらを選択。

三面図>平面図>正面図・側面図

[取込]を選択。図面を選択して取り込む。

取込


対象図面を選択して取込
OK

三面図の登録

取り込んだ三面図のデータを認識させる。[矩形]を選択し、まず’正面図’を認識させる。

矩形>正面図

正面図の範囲を選択する。

マウスで範囲指定

選択範囲内の文字を自動で認識しているので、’正面図(1-1)’を選択する。

正面図(1-1)


正面図を認識

正面図(1-1)を認識し登録出来たので、側面図→底版平面図→梁平面図と同様に作業する。

側面図→底版平面図→梁平面図

三面図の配置

正面図から[位置方向指定]でモデルデータに貼り付けていく。

位置方向指定で貼り付け

モデルデータの貼り付け基準の点とその方向を指定する。まず基準の点(今回は基礎天端角)をクリックしたまま、ドラッグでクリックを離す。

クリック&ドラッグがポイント

この時、その基準となる高さを控えておく。今回は▽7.368。
クリックで位置指定後に{OK}をクリック。高さに先程の7.368を入力する。

赤い部分に高さを入力

高さを入力できたら、基準となる点をクリックしたままドラッグで方向となる点でクリックを離す。

貼り付け認識完了→他も貼り付け認識させる

天端の平面図を貼り付ける際は、事前に天端高の確認をしておく。
今回は▽15.068 同様に処理する。

梁平面図の配置
三面図の貼り付け認識終了

TRENDPOINT連携

TRENDPOINTを起動する。[書込]-[FC連携]-[TREND POINTモデル連携]をクリックする。

[書込]-[FC連携]-[TREND POINTモデル連携]
OKをクリック

TRENDPOINTへ三面図の取り込み完了。

モデルデータ及び三面図の配置完了

終わりに

 いかがだったでしょうか?モデルデータ貸与される場合と、イチから作成する場合で手順が変わるのが混乱するポイントかと思います。
 また全て自分で作成する場合は、まず平面図を取込認識させて、基礎部分を先に作成したうえで正面図・側面図を取り込んでから残りの部分のモデルを作成するのがおすすめです。
頑張ってチャレンジしてみてください!!
次回は均しコンクリート部分の作成マニュアルをアップする予定です!