私的季語のお酒
季節の到来の感じ方は人それぞれ。
〇〇の解禁日で感じることもあれば、
朝晩の気温の変わりようで感じることもあれば、
「今日は何を着て行こうか」で感じることもある。
コロナ禍で、あまり外出もしない、外のイベントにも行けていない今、
「あれ?春終わった?えっ?梅雨?梅雨長いなぁ~わ!暑い!まだ残暑?で、もう9月だよ。あと今年は3カ月だよ!」
みたいな感じで、人も社会も止まっているような状態の中でも自然の季節は動いているし、去れば来る。
俳句の世界では、季語という、季節を表現するすばらしい概念があるが、今年は季節を実感するようなことが少ないなぁ~と思っている。
その中でも、好きな日本酒で季節を感じることができるのは、日本酒好きの特権かな。
きのう、久しぶりに近所の行きつけの居酒屋へ行ったら、店長さんから、
「今月の日本酒のラインアップです」
と、まだ一杯目頼んでいないのに、ドーーンと見せてくれた。
ひやおろし、夕やけ小やけ、秋あがり・・・
いいねぇ~秋、感じるよ。季節感キタァーーという感じじゃないですか。 まさに「冷やし中華始めました」の秋バージョンだ。
で、さっそく呑む。
日高見秋あがり
明鏡止水ひやおろし
亀の海夕やけ小やけ
明鏡止水は、「ラヴィアンローズも飲んでみます?」と勧められたので、それも飲む。
美味哉、美味哉。
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