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週間少年ジャンプ 2025年6・7合併号感想【オキテカクヒビ_011】

オキテカクヒビ』は、オキテカクが触れたコンテンツについて、1,000文字程度で書き綴る記事シリーズである。毎日21時更新予定。

 土曜日は少年ジャンプの感想を書いていく。既読者向けの内容となるため、その点ご了承いただきたい。

 今号で特筆すべきは『アンデッドアンラック』と『夜桜さんちの大作戦』の二作品だろう。

結果発表、そしてエピローグへ/アンデッドアンラック

 11月くらいから急展開に次ぐ急展開で、正直打ち切りになるのではと心配したけれど、こうしてエピローグまでたどり着いたので一安心。予告的に来週では終わらなさそうなので、個人的には各キャラのエピローグをやってほしいけれど果たして。
『アンデッドアンラック』は連載当初から読んでいたけれど、序盤から面白く、そしてジャンプの王道的能力バトルの伝統を受け継ぎながらも、否定能力の解明と攻略(そして後半からは裏技的使用)という独自の面白さを提示し続けていた。『不忘』の解釈がかなり好き。

次回最終回?/夜桜さんちの大作戦

 一方こちらは来週で最終回と思われる。ここ数回はひたすら夜桜凶一郎を格好良く、そして面白く描くかに終始しており、このキャラの扱い方を見つけた時点で作者は最後までやれると確信したのではないだろうか。特に主人公たちが五年の修行を経た後からは、夜桜凶一郎の面白さが加速度的に上昇していた。
『夜桜さんちの大作戦』は連載当初から読んでいたけれど、『アンデッドアンラック』と同様能力バトルとして、且つ時々挟まる息抜き回の平穏さ、そこで描かれるキャラクターの掘り下げがとても良かった。それでいて、息抜き回の末尾でしっかりと縦軸への引きを示すことも多く、週刊連載として最後まで楽しめた。

 その他としては『逃げ上手の若君』が上位を保ちながらも徐々に話が終盤に来ている印象があったり、『カグラバチ』がアンテラと夜桜さんの連載が終わった後にメインとして読む作品になるかな~と思ったり、『あかね噺』が急展開で驚いたりと、色々あった週だった。
 新年だから仕方ないけれど、二週待たされるのは少しもどかしい。そう思えるだけの雑誌を読み続けられているなぁと思う。

オキテカクヒビ』は、オキテカクが触れたコンテンツについて、1,000文字程度で書き綴る記事シリーズである。毎日21時更新予定。



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