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原神ナタ編はなぜ素晴らしかったのか【オキテカクヒビ_021】

オキテカクヒビ』は、オキテカクが触れたコンテンツについて、1,000文字程度で書き綴る記事シリーズである。毎日21時更新予定。

 火曜日はゲームの紹介。今回は、先週も投稿したゲーム『原神』の物語について書いていく。

ゲーム/原神ver5.3

 先週の記事では、ストーリーの素晴らしさを受けて、週末に遊んでほしい旨を書き記した。

 今週は既プレイヤー向けに、『原神ナタ編はなぜ素晴らしかったのか』、三つの理由を提示していきたい。

①ナタの一般市民の生き様が描かれていたから

 原神の物語において主役となるのは旅人とパイモン、そしてプレイアブルキャラクターたちとなるのは当たり前だが、ナタ編では物語の中で一般市民に焦点が当たることが多くあった。「帰火聖夜の巡礼」には多くの市民が参加しているし、それぞれの部族はその場所に根ざした生活を送っている様子が描かれていた。そして、第四章では彼らと共にアビスとの戦いへと立ち向かい、最後まで抗い抜いた。
 プレイアブルキャラクターが魅力的であることは原神(並びに、昨今のあらゆるスマートフォン系のゲーム)において一定水準を満たすべき要件であるが、一方彼らだけで世界観や市井の暮らしといった細かい部分まではカバー出来ない。ナタ編のように一般市民の様子をストーリーの中で体験出来たことは、ナタという国をより知ること、そして愛することに寄与している。

②『古名の伝承』によってキャラクターの成長が描かれたから

 先述したプレイアブルキャラクターたちについては、『古名の伝承』という形で成長が描かれた。個人的にはムアラニの「団結」という古名と、それを継ぐこととなった展開が好きだ。加えて、ナタ国民がアビスに打ち勝つためには、改めて「団結」を認識する必要があった。ナタ編全体を通して、「団結」という理念が再び国民に浸透していったからこそ、第五章の窮地で旅人とマーヴィカが国民の声を聞き、反撃するきっかけになったのだと思われる。

③炎神・マーヴィカが終始前線にいて物語を進めてくれたから

 ナタ編は『アビスとの戦いに勝ち、ナタを救う』というわかりやすい目標が掲げられていたが、その最前線で常に行動を起こしていたのがマーヴィカだった。これは、今までの各国のストーリーと比べても異例のことである。彼女は炎神でありながらも人々との距離が近く、決戦前後の宴にも顔を出し、共に楽しむ姿が描かれていた。それでいて戦いとなれば『隊長』を退けたあのムービーを始めとして、神の名に相応しい熱演を見せてくれた。
『プレイアブルキャラクターが魅力的であることは原神に於いて一定水準を満たすべき要件』だと書いたが、その点に於いてマーヴィカの姿勢・行動は最高に近いものだと言える。オキテカク自身、ナタ編を通して彼女のことがとても好きになり、実際にプレイアブルキャラクターとして迎えることを選んでいる。

 最後に余談。ナタ編は、『国民の団結』『プレイアブルキャラクターの成長』『神が主役として終始活躍する』という三つの素晴らしい要素を持つ。
 これに続くと思われるスネージナヤ編は、これまでに何度も敵対していたファデュイの本拠地である。場合によっては国民に歓迎されず、プレイアブルキャラクターとも簡単には協力関係になれないのではないだろうか。そして、氷神との関係性については、もはや想像することすら難しい。
 次のメインストーリーにも期待したい。

オキテカクヒビ』は、オキテカクが触れたコンテンツについて、1,000文字程度で書き綴る記事シリーズである。毎日21時更新予定。

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