地球上で人間だけ知能が圧倒的な理由

 地球上で人間だけが圧倒的な知能を持っている理由が知りたくなり、知恵袋などをざっと見てきだが、そこで思いついた考えをつらつらと書いておこう。
 人間だけ圧倒的な知能をもっているのは進化の過程で特定の特徴が他の生物よりも極端に発達した結果だと考えられる。知恵袋にもあったが、象の長い鼻やキリンの長い首と同様に、人間の知能も他の生物と比べて圧倒的に発達している。
 進化の摂理として、一つの特徴が極端に優れている種が生き残りやすい。象の鼻は他の動物には見られないほど長く、キリンの首も他の動物と比べて異常に長い。このように、人間の知能は他の霊長類と比べても圧倒的に優れているのではないか。たとえば、人間に対してのチンパンジーの知能は象に対してのバク、キリンに対してのアルパカのような存在であり、中途半端な知能の種(ネアンデルタール人とか)は淘汰されてきたのだろう。
 中途半端な知能を持つ種が絶滅していった一方で、人間の知能がこれほど高くなった理由の一つに「文字の発明」が挙げられる。文字の発明により各時代の(ブッダ、孔子、テスラのような外れ値のような知能を持った)賢者の知識や経験を記録し次世代に伝えることが可能になった。これにより個々の天才的な発想や発見が何千年にもわたって蓄積され社会全体の知能が向上していった。
 また知能が発達した理由には社会性も大きく関与している。人間は複雑な社会構造を持ちコミュニケーションを通じて協力し合うことで個々の知能の限界を超えた成果を生み出してきた。例えば、狩猟や農業、科学技術の発展など、人間の社会は知能を基盤にして繁栄してきた。
 一方で、人間の20パーセントくらいの知能を持つチンパンジーやカラス、シャチなどの動物も、独自の適応能力を持って生き残っている。人間ほど高度な知能を持っていないが、環境への適応能力や社会的な行動を通じて生存している。これらの動物たちは知能以外の特性を発達させることで、進化の中で生き残ってきた。
 総じて言えば、人間が圧倒的な知能を持つに至ったのは、特定の特徴を極端に発達させる進化の過程、文字の発明による知識の蓄積、社会性の発展が主な要因だろう。
 そして他の生物が中途半端な知能を持つにとどまったのは、人間とは異なる生存戦略を選択し、環境に適応してきた結果であろう。人間の知能の高さは単なる進化の産物ではなく、長い歴史と共に培われた複合的な成果ではないか。

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