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非正規の講師、授業ができるだけでも教員の仕事は楽しいはず。

正規の教員つまり、非常勤ではないとか、試験を受けて採用されたとか、そういういわゆる「正社員」的な先生にならなくても、講師として、非常勤の出入り業者でも、自分の担当する授業が一つでも持てれば、教員つまり先生の仕事は楽しいはずです!

楽しくないというのは、その職場環境が悪いということでしょうね。
自分に合っていないということです。

楽しくないと感じる理由の一つは、
その学校に本当に先生として雇われていないんです。
便利に使いたい、すき間を埋めたい、自分の都合のいいようにやらせたい、という管理職とかそれ以上の上の人間の考えに振り回され、振り回されることが不愉快に感じるから、楽しいとは思わないだけです。

授業をすること自体は楽しいはずなんです。
ただ、力量の問題もありますね。
授業力がないと、やっぱり授業が成立しません。
先生としての魅力もないと、子どもたちは振り向いてくれません。
これは仕方がないことでしょう。
先生を育てる、人材育成という過程がないと、自力だけでは困難です。
そういう大事な部分をいい加減にして、省いてしまうから育ってこない。
たまたま、調子のいい要領のいいセンセだけがうまく乗りこなせているから仕事を続けていられるのです。
そういうもともと、たまたま能力があったという人たちにデカい顔して欲しくないですね。

この国ニッポンは、いろいろな物事に対して、「育てる」ということをいい加減にしてきているんじゃないかと思います。
それは文化的な側面においても分かります。
例えば、ドラマが最近おもしろくない。
ドラマを作ることに関わる人、脚本家、演出家、俳優・・・、そういう人たちを一生懸命に、きちんと育てようとしてこなかったから。
マンガがおもしろくない、
音楽がつまらない、
どこのショッピングセンターも同じで、売られているものが欲しいものじゃない、・・・
キリがないが、そういうところからも分かるんじゃない?

いや、ひょっとしたら、育てる環境はちゃんとあって、育っているのかもしれない。
ただ育ってきた人たちに、きちんと仕事をさせてあげるような環境が整ってないということかな?
それは、世の中がダメだからってことじゃないの?
芽が伸びようとするのを抑え込んじゃうとか、芽を摘んでしまうとか、その土壌が悪いとか。

伸びようとするセンセがいるなら、あなたが思ったように思いっきりやってごらん、どうしてもそれはダメってときだけ、ちょっとそっと「ごめんね、それはダメなんだ」と耳元でつぶやくよって、どうして管理職や上に立つ者は言ってあげられないのかなぁ?
それはやっぱり、上の立場の責任ですよ。そう、アナタのせい。
でもね、むかし、そういう管理職はいたよ。
私、その管理職の教頭先生のこと、すごくよく覚えているし、やっぱり今でも感謝している。あれがあったから、今があるとも思えるから。

職場環境
管理職
上の立場の者
そして、本人のやる気

これらがちゃんとしていれば、教員不足なんて起こらないんじゃね?

残業代を何パーセント上げるとか、よく知らないけど、そういう部分をどうにかしても、政府や自治体など制度に関する部署が、パントマイムしているだけで、何も変わらないと思うけどな。

100年くらいかかるんじゃね?本気で取り組んだとしても。
今、その環境でウロウロしている輩がみーんないなくならないと、変わっていかないと思うし。やっつけるのは困難だしね。

ところで、非常勤で、講師だったら、そういう周囲のわずらわしさをスルーして、見ないようにしていれば、自分に集中していれば、仕事は結構楽しいと思うけど?
あーセンセの仕事させてもらえてうれしいな!と思う瞬間はあると思うよ。
ただ、それで金銭的に生活が成り立たないってのが難点。
最低限でも月15万円くらいは手取りで欲しい。

来年くらいになれば、もし来年があるとしたならばの話だけど、ひょっとしたら、ちょっと余裕ができて、もう一つくらい仕事を多く受け持てるんじゃないかと思うけど、そういう仕事があるかどうかってことがまた問題。

結局は、堂々巡りでさようならってことかなぁ・・・。