ch.5:二次試験(筆記)、頭脳と手首の戦い。~独学で国家総合職【政治・国際・人文区分】受験・合格記~
・二次試験(4/14)
一次合格者はパーソナルレコードから「一次試験合格通知書」をダウンロードし、そこで試験会場を確認します。私は東京の会場だったのですが、どうやら千葉に加えて新潟・長野の方も東京に召集されていたようで地方民の苦労を感じました。
試験当日の流れは、
午前:性格検査(15分)
専門記述(3時間)
午後:政策論文(2時間)
でした。相変わらず糖分がすぐに消えていくのでラムネを持参。今回は記述メインの試験なので頭に加えて手首も疲れます。
・午前①:性格検査
アンケート調査のようなものを受けます。この日唯一のマーク回答。
性格を測っていそうな問題から、明らかに精神的な病を抱えている人を見つけようとしているような問題まで様々です。合否には影響しない(とされている)ので深く考えず答えましょう。
一般に性格検査には、同じような質問でも書き方(聞き方)が違うだけ、みたいな質問もあるようです(民間就活組の友人談)。
なので、「本質では同じことを聞いているのに聞き方が違うだけ(同じ特性を利点と欠点から聞いている、とか)で、回答が違ってる」ということが起きると「自分を『善い人』に見せようとする傾向がある」ということもバレるとかバレないとか。
どのみち素直に答えましょう。
15分で100問に回答する必要があるので、そもそもじっくり考えている時間は無いです。スパスパ行きましょう。
性格検査の後、休憩も無くそのまま専門記述の試験に入ります。もちろん余裕を持ったスケジュールが組まれているので、合間に10分程度何もない無の時間が流れます。
・午前➁:専門記述
試験時間は3時間30分だと思っていたところ、3時間しかないことを試験官の宣告により知る(情弱)。記述練習を1時間半を目安にやっていて良かったと思うと同時に、問題選びに時間をかけられないことが判明しました。
試験開始後、政治学と公共政策A・Bの問題文にサッと目を通します。
今年度は、政治学では想定していた権威主義関係の出題が実際になされたわけですが、そこに関しては大した対策も知識も入れていなかったので、結局使えず、公共政策2題を解答することになりました(対策とは……)。
あとは練習(2週間)を信じて、できることを書くだけ。
時間が余り過ぎるなんてことは無く、普通に5~10分程度が余り、一度読み返して誤字・脱字をチェックしてちょうど終わり。
試験の印象としては、例年とあまり変わらないかなという感じ。ただ、問題文に専門用語が入っていてつまづくことがあったので、政治学と同じように大まかなテーマ想定はして、そのテーマに関する用語の予習はやっておいた方が良かったのかなと思いました。
結果は以下の通り
・公共政策A:145/200
・公共政策B:150/200
・午後:政策論文
特に書くことは無し。練習の延長線上。
英語文献が統計解析的な内容で、多少統計をいじっている私は少々読み解きやすかったです。ここまで少子化・女性問題がテーマとして頻出なことを考えると、日本も割と本気でこの問題に取り組む気があるのだなあと感じますね。
練習の時からそうでしたが、主な時間配分としては
・資料読解 20分
・文章の構想を練る 40分弱
・書く 60分強
でした。練習していれば大体自分の時間感覚は身に着くと思います。書く・読む速度は人によるので、自分の最適な時間配分を見つけておきましょう。そうすると本番でも焦らずに済みます。
結果は以下の通り
・政策論文 6/10
・人物試験通知(4/17)
前年度まで(?)は二次試験当日に人物試験の各人の日程が通達されたそうなんですが、今年度は17日にメールにて通知ということでした。
人物試験の開催は4/22~5/15のいずれかで、土日・祝日を除いた平日での開催ということでした。
17日にメールを見て日時を確認すると、22日の午後組ということが分かりました(招集時間は各日午前・午後で分れています。一度全体で説明があった後に個別で面接を受けていくためです)。
時間が無い……(自業自得その2)。
面接が5月とかだったら、準備期間が長くなりすぎて中だるみしそうだから、日時が分かってから対策すればいいや~とか思っていたのが裏目にでました。
おそらくですが、各受験地において、「政治・国際→法律→経済→理工系」の受験番号順で面接が行われている気がします(受付の名簿をチラ見したところ、22日に受付していた人は全員政治・国際区分だった気がします。同じく政治・国際区分を受けていた私より少し受験番号が後ろの知り合いは23日の午前組でした。)
※全くを以て信用できる情報ではありません。あくまで推測です。この情報を信用しない方が身のためです。