①ベルギー✖パナマ
「同点弾を喰らって展開の変わったアルゼンチン、ブラジル、そして直後のイングランド戦を見るに、ダダサボリでパナマにあっさりと決定機を提供したカラスコは翌日の酒井高徳に負けず劣らずの危険因子。デブルイネの低く速いピンポイントのアウトフロントクロスはアウトスタンディングでワールドクラス、とカタカナで文字数を稼ぐのは観るべき物が乏しかったから」
②チュニジア✖イングランド
「例によって決め手に欠けるイングランド。トットナムのコンビは北欧の指揮者エリクセンがいないと輝かず、リンガードとスターリングの使い方はスピードの持ち腐れ。"ハリケイン"旋風がないと今大会も躍進はないか。キーパーが2人も負傷退場しかけたチンジがあったチュニジアはよく耐えたが、カウンターで押し返せないダダ引きでは決壊もやむなし。日本はイングランドの不用意なPK献上とチュニジアの不本意な試合運びを反面教師に」
③ベルギー✖チュニジア
「ベルギーの守備はチョコレート・ワッフルのように甘くふわふわしていたが、再起不能のケガ人続出で野戦病院と化したチュニジアはそれを味わう前に苦い薬を飲まされた。PKやFKによる"ウノ・ゼロ"の試合が多い中で、首都モスクワに集まった満員の観衆はノーガードの射ち合いに喉のつかえをおろしたのでは。後半の後半、✖⇒採点不能の"バツアイ"劇場は戦評から割愛」
④イングランド✖パナマ
「絶体絶命のピンチならまだしも、一方的な展開になった後にエジプト人主審が与えた2本目のPKは(1本目がオフサイド気味《VAR検証無》ならなお)かわいそう。PK×2にラッキーゴール《VAR検証有》のハットトリックで得点王候補に躍り出た"ハリケイン"にはただの追い風。初出場国パナマは相手にも判定でもW杯の洗礼を浴びたが初得点で喝采」
⑤イングランド✖ベルギー
「試合前の時点で日本・セネガルと同様に〈勝ち点・総得点・得失点差〉すべてが同数、もういっそのこと試合せずにくじ引きしたほうがいいのではと憂慮されたが、両雄のエースには得点王争いが残っていた…と思いきや二人ともベンチ・温存・ウォーマー。両軍とも25歳以下の若手を多く起用し、4日後というよりは4年後を見据えた一戦に」
⑥パナマ✖チュニジア
「人口35万のアイスランドと400万のパナマ、初出場の”サッカー小国"はドイツやアルゼンチンといった苦悩する大国とともにW杯を盛り上げてくれた。コスタリカは500万だけあって堂々とした戦いぶり。とか言ってたらクロアチアは440万?なんならウルグアイなんて340万!やっぱりアイスランドに"バイキング・クラップ"でGLを『Woo!』と一本締め!!」
〈G組〉総括
『チョコレート・ワッフルショップ〈LUKAKU〉と無風地帯の"ハリケイン"旋風』
《ベストバウト》ベルギー✖チュニジア
《掘り出し者》ハズリ(チ)
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「サ」ポートに「シ」ェアと「ス」キ…『「セ」ンスが爆発してますね』という「ソ」ウルフルなリアクションまでお褒めの"サシスセソ"ください!