吟味とチョイス(断片と枝葉③)
選び取る、という行為が嫌いではない。
嫌いではない、というのは取り立てて好きだとも思っていないからだ。
もし好きだとしたらもっと選び取る機会を増やそうとウインドーショッピングに足を運んだりディスプレイショッピングに指を動かしたりするはずだが、率先してそういうことはしない。
選び取るべきタイミングが訪れた時に必要最低限より多くの時間をかけてしまうのだけど、時間を費やすこと自体は苦にならないから、嫌いではないのだろう、という結論に達した。
何を選び取るかといえば、買う物であった